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【浜松】100年の老舗名店「あつみ」のうなぎ弁当を食べてみた。

たまちゃんライター(浜松市)

浜松といえば「うなぎ」。多くの観光客がそのように連想させるほど、うなぎの町として知られております。とはいえ、我々浜松市民が「マクドナルド」のジャンクフードのように、毎週どこかで「うなぎ」を食べるなんていう機会はすくなく、月1いや……年に1回食べるか食べないか程度でしょう。それほど「うなぎ」は貴重で高価なものです。そんな中、今回は手軽に食べられる「うなぎ弁当」の第二弾「あつみ」を紹介したいと思います。

うなぎのあつみとは

あつみ
あつみ

うなぎの「あつみ」とは、明治40年ごろ初代「渥美吉重」が天然うなぎを使った蒲焼をはじめ、100年以上の歴史がある店。

創業は1907年で現在まで五代つづく老舗。地元では知らない人はいないというほどの名店で、かず多くの著名人・芸能人が来店。

そのため、インスタグラムにも多くの有名人が「あつみ」に訪問した件を投稿しております。

そんな「あつみ」のうなぎを食べることができるのは至難の技。なぜならば、連日多くの客が来店する人気店だけに、食べられるチャンスはそうめったにありません。

しかし筆者は、浜松屈指のライター。自ずの人脈を利用し「あつみ」のうなぎを食べられるチャンスを入手。しかも今回は「あつみ」で販売する「うなぎ弁当」を入手しました。

あつみ「特選うなぎ弁当」

うなぎ料理あつみ
うなぎ料理あつみ

こちらが、あつみ「特選うなぎ弁当」。弁当のパッケージも「うなぎ色」でなんとも高級感がある。

しかし、ちょっと驚くべき仕掛けがあり、この弁当容器は加熱式となっています。紐を引っ張ると、中の素材が化学反応を起こし100度の熱で「アッツアツ」の弁当を食べられる。(加熱機能付容器ナルホット)

駅弁などでもよく利用されているシステムですね。外で食べる際に電子レンジがなくても、ホカホカの「うなぎ弁当」が食べられるのは嬉しい。

うなぎ料理あつみ
うなぎ料理あつみ

「ナルホット」の化学反応が終わったところで、いよいよ、うなぎ登場。

本当に驚きです。あの「あつみ」のうなぎを、自宅で食べることができるというのは、本当に素晴らしい時代となりました。

そして、箱を開けて驚いたのですが、店内でたべる「うなぎ」のかおりと全く遜色ナシ。遜色というか、そのままです。

うなぎ料理あつみ
うなぎ料理あつみ

では、特製のタレをつけていただきます。

うん、うまい!

正直なところ「弁当だから……」と、店で食べるほどのクオリティーは出せないのではないかと期待半分で考えておりましたが、そんなことはありません。

さすが「あつみ」、一切の妥協は感じられない。

独特の濃いめの味わいのうなぎ、継ぎ足された濃厚な「タレ」。即座に「あつみ」とわかるうなぎの味わいはさすがです。

正真正銘「あつみ」の店の味です。

強いて言えば、店で食べるわけではないので「店の雰囲気」が味わえないこと。もちろん、それを味わうには「店」に行くしかない。

明治・大正・昭和・平成と続き「令和」となった「うなぎ弁当」。今後「うなぎ料理」はどのように変化していくのでしょうか。

メタバース上であつみの「うなぎ」を食べる機会などが出てくるのかもしれない。

うなぎ料理あつみ
ホームページ:http://unagi-atsumi.com/
特選うなぎ弁当:3,600円(税込)

ライター(浜松市)

静岡県浜松市のライターです。浜松市の魅力を発信します!

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