【2024年残暑見舞い】台風・地震で帰省できなかった人にもお勧め・この夏の残暑見舞いの送り方
2024年8月は、数々の災害に見舞われました。
お盆に帰省を予定していただけれど、地震や台風の影響で、帰省できなかったという人も多いのではないでしょうか。
そこでお勧めなのが、残暑見舞いの活用です。残暑見舞いには、ギフトを送ることができます。
会うことが叶わなかった分、実家や義実家、あるいは被災した地域の友人や先生など、残暑見舞いの贈り物をしてはいかがでしょうか。
この記事では、災害の多い2024年の夏に添った、残暑見舞いのマナーや例文、贈り物の仕方について、お伝えします。
暑中見舞いと残暑見舞いの違い
暑さが続く8月、なぜ残暑?と思う人がいるかもしれません。
暑中見舞いは、猛暑のさなかに、相手の健康や安らかな暮らしを祈って送るもの。
残暑見舞いも同様ですが、暑さが長引いていることへの気遣いの意味があります。
時期としては、暦の「立秋」を境に、8月下旬から遅くとも9月初旬までに送ります。
2024年の立秋は8月7日ですので、8月7日から8月下旬~9月初旬、贈り物をするには、ちょうど今のタイミングがぴったりなのです。
残暑見舞いの水引・のし紙・表書き
残暑見舞いの水引は、紅白の蝶結びが基本です。蝶結びは、何度も結びなおせることから、一生の間に何度あってもよいことに用います。
のし紙は、誰からの贈り物かすぐわかるよう、外のし(包装紙の上からかける方法)にします。
表書きは「残暑御見舞」としますが、目上の人には「見舞う」という表現を使わないという考え方もあります。その場合「残暑御伺」と記します。
災害のお見舞いとして送る場合は
地震・台風など災害のお見舞いとして送る場合は、水引・のし(掛け紙に貼られた、または印刷された六角形ののし飾りのこと)は不要です。白い掛け紙をかけるだけにします。
表書きは「御見舞」とだけ記すことをお勧めします。
「災害御見舞」「震災御見舞」などと書く方法もありますが、文字を見て被害をイメージし、不穏な気持ちになることも考えられますので、お勧めしません。
喪中の場合
相手や自分が喪中でも、残暑見舞いを送ることができます。暑中見舞い・残暑見舞いは相手を気遣うもので、お祝いではないからです。ただし、四十九日の法要が終わるまでは、控えるとよいでしょう。
喪中の残暑見舞いには、水引やのしはつけません。白紙に「残暑御見舞」と記し、その下に自分の名前を書きます。
2024年・残暑見舞いギフトの選び方
夏ギフトの定番でもよいのですが、災害が多いことを考慮したものも、喜ばれるでしょう。
いざというときの備蓄になるもの、日持ちするもの、不作が予想されているお米などもいいかもしれませんね。
・そうめん、うどん、そば
・缶詰
・高級飲料水、ジュース
・高級米
・日持ちする焼き菓子 など
定番を選ぶなら、以下もお勧めです。
・水ようかん、ゼリー
・ビール、お酒類
2024年・残暑見舞いの例文
2024年の8月は、記録的な猛暑・宮崎県での地震・気象庁の「巨大地震注意」発表・度重なる台風など、不穏なニュースが多かったですね。
こんな状況だからこそ、相手を気遣う言葉と共に、少しでも気持ちが明るくなるような内容にするのがお勧めです。
尚、残暑見舞いなどの手紙には、句読点はつけません。
・実家に
この夏は未曾有のできごとが続き 帰省が叶いませんでした
子供たちも お祖父ちゃん お祖母ちゃんに会えるのを 楽しみにしていたので残念です
でも何やら お二人へのメッセージ動画の準備をしているようです 楽しみにしていてください
落ち着いたら休みをとって 会いにいけたらと考えています
お二人の好物 ○○を送ります
どうか滋養をつけて 元気でいてくださいね
・仕事関係者や先生に
この度の台風により大雨に見舞われたとの報を聞き 心を痛めておりました
ご無事でいらっしゃると伺い安堵しましたが 何かとご不便もあるかと存じます
私どもでお力になれることがございましたら 何なりとお知らせくださいませ
心ばかりの品ですが お役にたてばとお送りいたします
一日も早く復興が進みますことを 心よりお祈りしています
・遠距離の友人に
残暑御見舞い申し上げます
例年ならこの時期 再会を喜んでいるはずなのに 思いがけないことになりましたね
お互いに無事でいられたことが何よりです
こういうときだからこそ 気持ちは明るく過ごしたいものですね
地元の〇〇をつかったゼリーを送ります
少しでも涼やかな気持ちになってくれたらうれしいです
いろいろとおちついたら また会おうね
まとめ
災害の多い2024年の夏。
普段よりもいっそう、大切な人を気遣いたいものですね。
残暑見舞いでも、ギフトの選び方や手紙の文面で、相手を元気づけることができます。
ぜひ、ひと工夫してみてくださいね。
お読みいただきありがとうございました。