【土浦市】霞ヶ浦も筑波山も500本の桜も!水上から楽しむお花見「桜川500本桜愉しむクルーズ」体験
あちこちで桜が楽しめるようになってきましたが、土浦市は4月3日が満開になるという予報が出ています。これからますます美しい姿を見られるチャンスです。公園や遊歩道をゆっくりと歩きながらのお花見もいいですが、湖のある土浦。せっかくなら水上からのお花見を満喫してみませんか。
4月10日までの期間限定で桜川クルーズが楽しめる!
土浦駅構内にある「土浦市観光案内所」でふと目についたチラシ。「土浦の桜 お花見船 桜川500本桜愉しむクルーズ」と書いてあります。クルーズというととても高いイメージでしたが、乗船料金は大人2000円。これならば手の届く贅沢。4月10日までの期間限定ということで、迷う暇もなくさっそく予約して一路土浦港へ。
出港予定の20分前までに受付を済ませておくと安心です
土浦駅からお花見船を運航するラスクマリーナの事務所までは徒歩で約15分、車だと約5分ほどの場所にあります。上の写真がラスクマリーナの事務所、受付は建物の中です。
船は時間ぴったりに出港するので、余裕をもって受付を済ませておくことをおすすめします。事務所から船の停泊所までは少しだけ歩くので、できれば出港の20分前までには事務所について料金の支払い等を行いましょう。停泊所へは出港5分前までに到着すると安心です。
事務所のある建物から停泊所までの道すがらはマリーナらしい景色が広がっています。
お花見船の船長さんは個性派揃い。私の推しは坪田船長!
お花見船は、10時から15時まで1時間おきに1日6回運航します。クルーズ船を運転する船長さんはその回ごとに異なりますが、ラスクマリーナの船長さんは個性派揃い。きっとどの船長さんにあたっても楽しめること間違いありません。
私が乗船したお花見船の船長さんは坪田(つぼた)さん。一見強面でとっつきにくそうなのですが、どうしてどうして、とっても面白い船長さんです。「口下手だから」と言いながら、出てくる出てくる桜川にまつわるエピソード。土浦愛もハンパではありません。
お花見船の定員は最大6名だから貸し切り感があります
お花見船の乗船定員は5~6名で、最小催行人員は2名です。家族やグループで参加すると貸し切りで利用できるのも魅力です。
船に乗ってまもなくするとエンジンがかかっていよいよ出港。港を出て桜川を目指します。
出港して少しすると坪田船長より「カモメさんのエサ」のプレゼント(各組1袋分)がありました。
「エサを投げてみてくださいねー」という坪田船長の合図のもとエサを水面に投げてみると・・・
瞬く間にカモメさんたちが嬉しそうに船の後をついてきます!
スピードを速めたり緩めたりしながらカモメさんと遊んでいるとあっという間に土浦港が遠のいて桜川の入口が目前に。
桜も橋も筑波山の眺めも楽しむことができる桜川
桜川沿いに建つ鉄塔を見たことがありますでしょうか。この鉄塔は、桜川と霞ヶ浦の境界線のような役割を果たしているそうです。
鉄塔を通過して桜川に入ると両岸には桜並木が広がります。
乗船したのは3月31日で、少し色づいてきたかなというくらいですが、日本気象協会の発表によると茨城の桜が満開になるのは4月3日(日)と予想されています。
「満開になると木の枝が見えないくらい真っ白できれいだよ」と、坪田船長。
これはもう一度乗ってみないといけませんね。
桜川クルーズの見どころのひとつは「橋」です。橋の上は歩いたり、車で走ることはあっても下をくぐるという経験ができるのは船ならでは。
続いてはJRの橋です。運が良ければ特急列車が走るすぐ下をくぐることができます。
線路を下から見られるのは土浦市では桜川だけだそうです。
桜川橋、匂橋、銭亀橋と進んでいくと桜の色合いがどんどんと濃くなっていきます。
土浦橋を通過すると筑波山の姿も楽しむことができます。
橋にまつわる歴史やエピソード、土浦の歴史を楽しく話してくれていた坪田船長の動きがぴたっと止まって何かを見ています。
小さくて見えづらいのですがカルガモ親子です。坪田船長、カルガモ親子を見つけると小さくテンションが上がってうれしそうに居場所を教えてくれます。
さらに進んでいくとひと際大きな2本の桜の木が姿を現します。この桜はその美しさから写真愛好家に人気で、作品撮りに訪れる人も多いそうです。水上からだと緑とのコントラストが楽しめて地上とはまた違う景色が楽しめます。
同じ景色のはずなのに、往路と復路ではなぜか桜並木の眺めが違って見えてきます。桜の美しさは本当に格別です。
スピードを上げて霞ヶ浦沖を滑走!風がとっても気持ちいい!
桜川沿いの桜並木を堪能した後は、霞ヶ浦沖へと出てスピード感あふれるクルーズの醍醐味を楽しみます。暖かくなってきたこの季節、風がとても気持ちいいんです!
港へと戻っていく途中で何艘かのヨットの姿が。高校のヨットクラブの練習の最中だそうです。土浦ではヨットクラブを設立している高校が多いそうで、こうした光景はいつでも見ることができます。
正直桜川をクルーズするのに1時間も要らないのでは・・・と思っていましたが、楽しすぎてあっという間の1時間でした。港に近づくと土浦市街地の様子を一望できます。夜はもっときれいなのでしょうね。
予約制でお花見弁当も楽しめます
お花見船では、予約制で弁当を味わうこともできます。1000円、1500円、1800円、2500円の4ランクがあり、上の写真は1000円のお弁当。1000円でも十分のボリュームで、彩りも華やかです。
※飲み物は付きませんので持参することをおすすめします。
霞ヶ浦沖のクルーズは通年行われていますが、桜川を船でクルーズできるのは桜の眺めが楽しめる3月下旬から4月上旬までと初冬の花火の日だけだそうです。
発見や感動がたくさんありますので、ぜひ乗船してみることをおすすめします。
<クルーズ情報>
土浦の桜 お花見船 ~桜川500本桜愉しむクルーズ~
運行期間:3月19日(土)~4月10日(日)
出港時間:10時、11時、12時、13時、14時、15時
乗船定員:5~6名 ※最小催行人員2名
乗船場所:土浦港ラスクマリーナ MAP
駐車場:あり(無料)
乗船料金(1時間):大人2000円、子ども1000円
お花見弁当(予約制):1000円、1500円、1800円、2500円
※料金は、現金または各種カード、QR決済がご利用できます。お申し込み時にお問い合わせください。
申し込み・問い合わせ先
ラスクマリーナ
電話番号:029-822-2437(9:00~17:30)
ホームページ:http://www.lacusmarina.com/topics/2203tsuchiurasakura.html
※マスク着用、乗船前後の手指アルコール消毒にご協力をお願いいたします。