こんにちは、Yahoo!ニュース 世田谷区地域クリエイターのくま子です。

今回は以前から気になっていた、世田谷区の千歳船橋付近にあるそば屋さんをご紹介していきます。

その名も「生そば・生天麩羅 満留賀 希望ヶ丘支店」さんです。

どこか懐かしさを感じさせる店構えとなっていますがそれもそのはず！なんと創業52年だそうです。

こちらの蕎麦屋さんは「サンヒルズ希望ヶ丘」という小さな商店会の中にあります。

小田急小田原線「千歳船橋駅」と京王線「八幡山駅」の中間地点、千歳船橋駅から徒歩で行くと15分〜20分ほどです。

希望ヶ丘団地の右端にあるこの四角の部分が商店会で、オレンジの矢印の部分が満留賀さんです。

商店会の出入り口にはBig-Aとseriaの看板が見えます。

場所が奥まっているため住民しか入れないのかと思う方もいらっしゃいますが、団地に住んでいなくても自由に出入りすることができます。

30mほど真っ直ぐ進むとBig-Aとseriaがあり、自転車も停めやすくなっています。

メガネ屋さんや花屋さん、他の飲食店もあります。

商店会の一番端っこに満留賀さんがあり、古風な雰囲気で別格のオーラを放っています。

店内はお座敷とテーブルで分かれており、お座敷は開放的で心地よい風が吹き抜けています。

横から見るとわかりやすいです。

隣の人との間に仕切りがあり気まずくならずにゆったりと食べることができます。

お子様連れの方でも隣の視線が気にならず、連れて行きやすいと感じました。

15:30ごろに行きましたが、ちょうどランチを食べ終えたファミリーと男女1組が帰っていきゆっくりと出来ました。

店内も昔ながらの雰囲気があり昭和を感じることができます。テーブル席は４人席が多く開放的でした。清潔感もありアルコールスプレーもおいていて感染対策もしっかりしている印象を受けました。

メニューはかなり豊富で筆者は焼肉丼セット1,000円（税抜）、アシスタントは天ぷらが好きなので天丼セット1,300円（税抜）を頼みました。

お蕎麦と丼の他に漬物、薬味、味噌汁がつきました。

豚肉とタレがしっかり絡んでいておいしかったです。

お蕎麦もコシがきいていてツユと薬味の相性も良くぺろりと食べてしまいました。

うどんにもクセがなく、つるんとしていて食べやすかったです。特に天ぷらはエビが贅沢に2本ものっていてプリプリで野菜もタレの味が染み付いていました。

ドリンクも豊富でお酒好きにはたまりません。

セットメニューでは、そばかうどんで温かいものか冷たいものを好みで選ぶことができます。最近は寒い日や暑い日など寒暖差が激しいのでその日の気分で選べるのはすごくいいですね。

店主は忙しそうだったのでお話はできなかったのですが、女性の店員さんが対応して下さいました。

笑顔も素敵で話し方も穏やかな方で25年ほど勤めていらっしゃるんだとか。

実は満留賀さんは公団賃貸住宅の希望ヶ丘団地が昭和47年（1972年）に入居開始し、そこで商店会ができた時と同時に今の店主のお父さんがここで蕎麦屋を始めたそうです。

今の店主が2代目で店を引き継いでいるということですね。

愛知県三河地域で修業した創業者たちが「満留賀」を開業し、現店主のおじいさんが引き継ぎ東京都の浅草橋に本店を構えました。

希望ヶ丘支店は、今の店主のお父さんが支店として開業し50年近く受け継がれています。

なんと店主は「サンヒルズ希望ヶ丘商店会」店舗会の会長も務めており、地域住民が暮らしやすい場所になるよう尽力して下さっています。

さらにコロナ禍の時には生活困窮者の方に食事を配られていたそうです。

まさに地元密着型のお蕎麦屋です。

営業時間は11:00〜22:00でラストオーダーは21:00となっています。

15時でお店が閉まるところが多い中、こちらは15時を過ぎても注文することができるのでランチ時のタイミングを逃した方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか？