2024年2月11日（日）に海老名では海老名駅自由通路、めぐみ町広場 、海老名市文化会館 大ホールにて「カナガワ　リ・古典 プロジェクト in 海老名」が開催されました。

「カナガワ　リ・古典 プロジェクト 」とは、地域にゆかりのある伝統文化を時代に合わせた新しい発想で活用し、現代を生きる文化芸術として再（Re:リ）発信することで、伝統文化の持つ力・価値を再（Re:リ）発見するプロジェクトのことです。

これまで神奈川県内各地でイベントの開催がされてきましたが、11回目となる今回は海老名市を舞台に講演やワークショップが行われました。

そして、海老名市を舞台に、「山北のお峰入り」が34年ぶりに山北町以外の場所で大規模な一般公開がされたのです。お峰入りとは山北町共和地区に古くから伝わる民俗芸能で、山中で修業を行うことを意味し、修験道の儀礼が芸能化したものと考えられています。

2022年には「山北のお峰入り」を含む「風流踊」が、モロッコのラバトで行われたユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において審査され、ユネスコ無形文化遺産に登録をされています。

そして驚くことに、山北のお峰入りは長きに渡り、歌や踊りをすべて口伝えで伝承されているそうです。

山北のお峯入り保存会による練り歩きの時間になると辺りは、見物客でごった返していました。そして30分ほどの時間をかけて、衣装と飾りを身につけた練り歩きが行われました。

青い空に衣装と花材が映えます。

また、海老名市文化会館前には複数台のキッチンカーの出店もありました。以前別のイベントで見かけて気になっていた金太郎焼きも！　金太郎マークが焼印されていて可愛い！　たっぷりのあんこにふわふわ生地で美味しかったです。

また、ロマンスカーミュージアムでは缶バッジワークショップも開催されていました。山北のお峰入りとのコラボバッジはレアですよね。子供達が楽しそうに作成していました。

当日は他にも山北のお峰入りの衣装レプリカ展示や、試着・撮影コーナーの設置、ロマンスカーミュージアムでのマルシェなど多くのイベントが開催されました。今回はイベントを通じて神奈川の歴史と伝統に触れ、神奈川の魅力を再発見することができました。