梅雨には入っていたものの、梅雨前線は本州から離れた南に位置することが多く、6月は平年よりも雨の量が少なくなりました。7月1日からはその傾向が変わり、本格的に梅雨前線の影響を受けそうです。

梅雨前線が北上

7月1日の朝には本州のすぐ南まで北上しそうです。7月1日は太平洋側を中心に広く雨になりそうです。

静岡県沖には梅雨前線が少し北に折れ曲がっているところがあります。こういったところに集中的に湿った空気が入って雨雲が発達します。特に通勤通学の時間は土砂降りになりそうです。伊豆を中心に1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るところが出てくるでしょう。

予想される雨の量は、7月1日夕方までの24時間に多いところで

西部　150ミリ

中部　150ミリ

東部　180ミリ

伊豆　200ミリ

雨の分布の予想を見てみると南ほど雨の量が多くなる予想になっています。平地で雨が多くなるため特に低い土地の浸水に注意・警戒が必要です。アンダーパスなど低くなっている場所が冠水する可能性があるので、道路の状況などにお気を付けください。

雨は長く続く

太平洋高気圧の張り出しが強まって、梅雨前線がついに本州付近にやってきましたが、しばらく本州付近に居座りそうです。10日間予報を見ると、7月9日にかけて広く雨が予想されています。

7月2日は7月1日以上に雨が降る可能性がありますし、その後もしばらく雨が続くため、土の中の水分の量がどんどん増えていきます。地盤が緩んで、それほど強く降ってない時でも土砂災害が起こる可能性があるため、しばらくは斜面などに近づかないようにしてください。