【豊橋市】従来のイメージを覆す門松
クリスマスが近づき、年の瀬が迫り、市内各地では正月を迎える準備が進められている。「二川宿本陣資料館」では、従来のイメージを覆す門松が再現されて登場した。
この門松は、切り出してきたままに枝葉が付いた竹3本をくみ上げている。立てた2本の竹には、白い御幣(ごへい)がいくつか下がる1本の竹が、横にして取り付けられている。真ん中には、かんきつ類のだいだいが飾られている。
一風変わった、見かけないかたちの門松であるが、なんと江戸時代の門松を再現したもの。東三河地方の名所などを紹介した江戸時代の書物の挿絵を参考にして再現された。現代の門松と比べると、質素、素朴なつくりだ。
資料館入口には現代の門松も設置されており、江戸時代の門松と比べることで、現在の正月とは異なる当時の正月の情景を思い浮かべてみるのも、東海道の宿場町についての関心を深めてくれるだろう。
住所:豊橋市二川町字中町65番地
アクセス: JR東海道線「二川駅」下車、北口より東へ1キロ。
参考リンク:豊橋市二川宿本陣資料館