【川崎市】カワスイ サマースクール開校!子どもたちによる「水族館飼育員体験」!
「親子バックヤードツアー」でもご紹介させていただいた「カワスイ 川崎水族館」(以下カワスイ)の子ども向け夏休み企画「カワスイ サマースクール」をご紹介します。
なお、今年のサマースクールでは、「飼育員体験」と「メダカのふしぎ」の2テーマを開校しておりますが、本記事では、「飼育員体験」を取り扱います。「メダカのふしぎ」については後日にご紹介します。
カワスイ サマースクール ~飼育員体験~
水槽の清掃やエサやりを通して、生きものを大切に扱うことへの大変さや楽しさを体験できるプログラムです。
飼育員体験の前に施設内を回り、カワスイではどんな生きものたちがどうやって展示されているかを観察します。
まずは、水族館のクルーから、簡単に水族館の飼育員についての勉強の時間です。「水族館の飼育員の仕事は何でしょう?」と質問すると「掃除する!」「エサあげる!」「魚をとってくる!」と、子どもたちから次々に返事の声があがりました。正解は、「健康管理と研究」。水槽清掃やエサやりを通してコミュニケーションしつつ、生きものたちの健康管理を行うということが飼育員の重要な仕事のひとつでした。
実際に手を動かしてみよう!水槽清掃体験
座学で水槽を掃除するための用具の説明を受けたのち、各班に分かれて清掃体験の時間です。
水槽をひとつ清掃し終わった子どもたちは「きれいになったー!」「まだきれいになってない!」「次はどこをそうじするー?」と元気いっぱいです。
給餌体験に子どもたちも大興奮
次はエサやり(給餌)体験です。エサやりをする魚は「ブルーカンディル」「スッポンモドキ」「ヤマメ」の3種類。肉食のブルーカンディルの担当になった子どもたちはちょっと心配そうな顔をしていました。魚の種類によってエサが異なるそうで、まずはそれを準備する調理場へ実際に見に行くことに。
調餌室(ちょうじしつ)ではクルーが実物を見せながら「生餌(なまえさ)」や「冷凍餌(れいとうえさ)」、「人工餌(じんこうえさ)」などそもそもどんなエサがあるのか、その理由や魚ごとに与えるエサの違いの説明がありました。
では実際に展示されている魚にエサやり体験です。
体験だけじゃない。学びの再確認の時間もあります
体験が終わり、最後にどんなお仕事をしたか復習の時間です。体験を通して学んだことをみんなの前でしっかりと答える子どもたち。
「キレイな魚がいっぱいだった!」「飼育員、楽しかった!」
修了証をもらった子どもたちは保護者の方に報告します。
サマースクールの開校はカワスイにとっても初めての取り組み
「今回の企画では子どもたちに魚やカワスイのことにより興味を持ってもらうために、教える時間よりもフィールドワークの時間を大切にした。サマースクールを通して生きものをもっと好きになってもらい、興味を持ったことを本やネットで調べたり、人に聞いたりするきっかけとなってほしい」
サマースクールを企画した株式会社アクア・ライブ・ネイチャーの浅野目健大さんは語ります。地域の子どもたちに「環境教育」の場を提供するカワスイの今後の企画にも注目したいです。
「カワスイ サマースクール ~飼育員体験~」いかがでしたでしょうか?余った時間はクルーによるかんたんな水族館ツアーをはさんだりと、ボリュームのある内容で、充実した夏休みの思い出になったのではないでしょうか。次回はもう一つのサマースクール、「カワスイ サマースクール ~メダカのふしぎ~」についてご紹介します。
カワスイ 川崎水族館
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 9F-10F
アクセス:JR川崎駅東口より徒歩1分
公式HP:https://kawa-sui.com/