【富田林市】歩く楽しさを実験中!大阪狭山市との境、南海金剛駅近くで「Open Street+」を開催
日本語表記よりもカッコ良いイメージがあるためでしょうか?職業安定所を「ハローワーク」、体育の日を「スポーツの日」にするなど、英語由来のカタカナで表現することがよくありますね。最近よく聞く言葉「ウォーカブル」もそのひとつではないでしょうか?
とはいえウォーカブルとはどういう意味なのかと、疑問に感じる人もいるかと思います。ウォーカブル(Walkable)を直訳すると「歩きやすい」と出てきます。しかし、さらにいろいろ調べてみると、ウォーカブルは、2020年に都市再生特別措置法等の一部を改正する法律が成立・施行されたことと関係があるそうです。
法律改正した背景には「居心地がよく歩きたくなる街を目指す」という目的があります。要するに「散歩したくなる街づくり」を目指そうという動きです。そして富田林ではウォーカブル社会実験として「Open Street+(オープンストリートプラス)」を昨日と今日の2日間、開催しています。
場所は南海金剛駅の近く、大阪狭山市との市境付近にあるシロクマ公園こと久野喜台1号公園と目の前のふれあい大通り、そして金剛住宅2号公園で行われています。
昨日は夕方16:00から行われていましたので、実際にどのようなイベントなのか見てきました。
到着したのは昨日の17時頃です。雲の隙間からちょうど夕日が見え、その部分だけがオレンジ色に輝いていました。
今回は金剛中央公園方面から金剛駅に向かって歩いていきました。
エリア内に入ると、警備員さんが自転車の侵入を阻止しています。自転車はこの間ふれあい大通りの反対側に誘導。普段は混在している歩道の歩行者と自転車、あえて自転車を分離することで、「歩くことの楽しさを味わってもらおう」という狙いがあります。
何か置いてありますね。実は今回のコンセプトのひとつとして、気の合う仲間を作ることを重視しています。金剛地区は昭和にできたベッドタウンなので、高齢化が進みひとり暮らしの人も多いことから、「孤立化」を防ぐ狙いもあるわけですね。
このようにテーマごとに気の合う友達をつくろうということです。本日も誰もが参加しやすいように、時間ごとに5つのテーマが用意されています。
いつも目の前を通り過ぎているのですが、初めて金剛第2住宅公園に入りました。画像のような遊具があるんですね。
公園内にブースがあり、200円でランタンが作れるようになっています。
ちょうどランタンづくりのオーダーがあったタイミングでした。色のついた紐と大きなプラカップでランタンを作るようです。
What is your dream?という名前が付いたイベントで、その他にもいろいろ考えているようです。楽しそうですね。
ちなみにワンがいました。いつもと違う雰囲気に何を思っているのでしょうか?
金剛第2住宅公園と、久野喜台1号公園の間は自転車の通行をストップする代わりに「おしゃべりカウンター」と呼ばれるものが置いてあります。
おしゃべりカウンターで、語りながら気の合う友達をつくろうということですね。
まだ時間が早いため、利用している人は少なめでした。普段は歩くか自転車で通過する場所に立ち止まり、カウンターから通りを走り抜ける車を見ながらおしゃべり。楽しいのは間違いないですね。
立って語るカウンターとは別に、座って語る席も用意されていました。主催者の方の話では。道路・歩道・公園に社会実験期間のみ滞在できる空間をつくり出すのが今回の社会実験イベントの狙いとのことです。
キッチンカーも出ています。えりざべす号とはすごい名前ですね。
こちらはタコライスのキッチンカーです。
いよいよ、シロクマ公園(久野喜台1号公園)が見えてきました。
寺内町の万里春さんも出店しています。万里春さんは「金剛のまちに酔いしれろ!」というテーマで、本日も10:00~18:00まで出店しています。
zeldaさんの野菜の販売もあります。
公園の中に入ると、いろいろな出店があります。カメラ屋台と書いてありますね。これは昨日だけの出店なのですが、屋台での出張撮影会をおこなっているとのこと。
これはイメージ図です。ウォーカブル空間にそのものについては毎年冬に行われるイルミネーションエリアと合致します。金剛駅から金剛中央公園や金剛銀座街あたりまで含まれますが、今回は本当に一部だけで実施されています。
フード屋台もいくつか出ています。
ただ昨日だけの屋台もあり、今日だけ出る屋台もあるようなので、実際にどんな店が出ているかは当日現場に行って確かめてください。
阪南大学中西ゼミが出店しています。大学のゼミが出店すると聞けば、なにやら難しそうな印象がありますがそんなことはありません。実際にはホットドックとキャラメルポップコーンを販売していました。
大阪市浪速区に本社があるタケダハムを使っているのが売りとのこと。余談ですがタケダハムの本社工場は羽曳野市にあり、食肉業界の近代化を目指して設立されました。ドイツ農業協会主催の国際品質協議会では毎年のように連続して金賞を受賞するほどの実力があります。
私もせっかくなので屋台でいろいろ買いました。こちら万里春ビールです。Lサイズはしっかりの量で、飲みごたえがあります。
こちらはソフトドリンクのカクテルですが、ハーブや花があって見た目がおしゃれですね。
そして、先ほどのタケダハムのソーセージ1本が入ったフランクフルトもいただきました。
公園の一角にステージができています。
ステージでは演奏が行われています。小さなお子さまもそれなりの年齢のある方も真剣な面持ちでステージを眺めていました。
住宅街とあって、ファミリーの姿が多いと思いました。時間がたつと自転車で久野喜台1号公園に乗り込んで来る人も多く、みんな楽しみにしていたようです。富田林の市境にある公園なので、隣の大阪狭山方面からも来ているようでした。
この後のステージの方々でしょうか?
仮設トイレもあるので安心です。
あそこにあるのは大きなテルテル坊主のようです。天気への願いは「あした」とありますが、実際には今日の朝からお昼のことですね。雨が降ってしまうとせっかくのイベントが台無しになりますので、テルテル坊主にもうひと頑張りしてもらいましょう。
最初のステージが終わった瞬間、何かが始まりました。当初はコントが始まるのかと思いましたが、そうではなく、次のステージまでのつなぎの時間で行われているものでした。「飽きの来ない秋のステージ」という名にふさわしく、繋ぎ時間も楽しませていただきました。
次のステージが始まりました。「飽きの来ない秋のステージ」は本日も10:00から18:00までびっしりと行われる見込みです。
気が付いたらすっかり暗くなっていました。それにしても2本の木の先が別の市(大阪狭山市)だと言われてもピンときません。これが国境ならボーダーがあり通行が制限されますが、市の境など特に意識しなければわかりません。
昨日はよい天気で夕暮れもばっちり見えました。テルテル坊主がいるので、本日も晴れてくれると期待しましょう。
すっかり暗くなると会場に小さなろうそくの照明が点灯しました。ミニイルミネーションですね。
本日26日に行われるイベントを整理しましょう。本日はとっぴーのスタンプラリーが行なわれるようです。
- ①飽きの来ない秋のステージ(久野喜台1号公園:10:00~18:00)
- ③金剛のまちに酔いしれろ!!(久野喜台1号公園:10:00~18:00)
- ④健康診断・体力テスト+α(久野喜台1号公園:10:00~15:00)
- ⑥おそとで図書館&読み聞かせ(久野喜台1号公園:10:00~18:00)
- ⑧What is your dream?(金剛第二住宅公園:10:00~18:00)
- ⑨福祉ブース&キッチンカー(金剛第二住宅公園:10:00~18:00)
- ⑩ご近所で○○友達を作ろう!(金剛第二住宅公園:10:30~18:00)
- ⑪史上初!とっぴーのスタンプラリー(金剛駅、久野喜台1号公園、金剛第二住宅公園、混合銀座街:10:00~18:00)
というわけで、昨日の様子を紹介しました。主催者側の話では、地域住民、団体、企業がさまざまなアクティビティで出店しているのですが、この日に向けて何度も打合せを重ねて企画づくりを行ってきたとのこと。その頑張りが伝わりました。
というわけで、富田林・大阪狭山両市を隔てる小さな川に架かる橋を越えて富田林を後に、金剛駅から電車に乗り河内長野方面に帰りました。
地域の人が頑張って作った手作り感満載のイベントは、目的通り「歩くのが楽しくなりそうな」イベントだと思いました。ぜひ本日も楽しんてみてください。それ以上に実験と言わずに、金剛バルのような定番イベントとして定着して欲しい、そんなことを思いました。
久野喜台1号公園
住所:大阪府富田林市久野喜台2丁目12
イベント開催時間:26日 10:00~18:00
アクセス:南海金剛駅から徒歩3分
---------------------------------
奥河内から情報発信のおすすめ記事がLINEに届きます!
奥河内地域に住んでいる人たちに役立つ情報を毎週水曜日の10:00にお届けします。
ぜひご登録ください!
<友だち追加の方法>
■下記URLをクリックして友だち登録してください
LINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています
---------------------------------
※記事へのご感想等ございましたら、プロフィール欄にSNSへのリンクがありますのでそちらからお願いします。