お取り寄せ可。奈良の老舗和菓子屋がつくる大神神社にちなんだ縁起和菓子
今年の干支がうさぎという事もあり、お正月にうさぎにちなんだ神社を参拝される方は多いのではないでしょうか。
奈良県の桜井市にある日本最古の神社、大神神社もうさぎに縁のある神社の一つ。
出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同一神とされる大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は、因幡の白兎のお話でも有名ですし、境内にあるなで兎(現在は新型コロナウイルスの影響によりお休み中)や卯の日に行われる大神祭など、うさぎに縁の深い神社としても知られています。
今回ご紹介するのは、その大神神社の大鳥居前に本店をかまえる老舗和菓子屋、白玉屋榮壽(しらたまやえいじゅ)さんのつくる「みむろ」です。
落ち着いた雰囲気の包装紙に包まれているみむろ。原材料を見てみると、余計なものが入っていません。
原材料
砂糖(国内製造)、小豆、もち米、水飴、寒天
包装紙を開けると中箱はこのようになっていました。とても趣があり、歴史を感じさせてくれる無駄のない掛紙です。
箱を開くと、お菓子の由来の書かれた説明書が現れます。菓銘となった「みむろ」が三輪明神大神神社の御神体山、三諸(みむろ)山に因んだものである事やお店の歴史などが書かれていました。
説明書を外すと最中が現れます。みむろには大小二つの大きさがあり、こちらは小型の10個入り(1,200円税込)。
見ると、紙を引いてお出しくださいと書いてあります。
紙を引くと、一番手前の最中をすっと取り出すことが出来ました。最中がきっちり詰まっている為、取り出しやすいように配慮してくださっている様子。
思ったより紙のバランスが良く、クレーンゲームのような面白さがあったので、そのまま持ち上げてお皿に乗せてみました。
薄めの最中生地が、中のあんこに触れているため、程よい柔らかさになっています。
最中を割ってみます。甘めで艶のあるしっとりした粒あんが、ぎっしり詰まっていました。
今回ご紹介したみむろの小型10個入りは、立詰の形で詰められていましたが、最中の数によって平詰にもなります。
そういえば、最近は個包装になっている最中が増えましたね。賞味期限に余裕ができるうえ、サクッとした最中生地が楽しめてとても美味しいですし、職場などで配る際には重宝するのですが、同時に環境問題を気にする外国人に紹介しにくいなと感じる事もありませんか。
みむろはその面でも、堂々と日本の伝統的なお菓子としてお勧めできそうですよね。賞味期限は短めですが(製造日より1週間)、期限ぎりぎりでいただく際のしっとり感が増したみむろもまた美味しいですよ。
白玉屋榮壽さんの名物「みむろ」は、大神神社近くの店舗だけでなく、公式サイトよりお取り寄せが可能(電話またはお便り)です。縁起の良さそうなこだわりの最中、年始の手土産などにいかがでしょうか。
みむろの質感を撮ったショート動画(21秒)も公開しています。ご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
白玉屋榮壽
名物みむろ 小10個入 1,200円(税込)