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縫う時にずれる時は「布用じゃない」強力両面テープが仮止めに使えるよ!

サテンなどのツルツルした生地、別珍やベロアなどの毛足のある生地は縫う時にズレやすいですよね。

場合によっては最終的に0.5~1cm位縦方向にずれたり、端が合わずに横がぐにゃぐやになったりします。

またミシンは下は送り歯と言ってギザギザでしっかり後ろに送るのに対し、上は押え金という生地が浮かないように真上から圧力をかける部品があるので、ずれやすい生地はより上下で後ろに送る力に差が出てしまいます。

待ち針で固定して縫う場合

待ち針は点で固定しているので、待ち針同士の間は固定されないので、ずれやすい生地はどうしてもずれてしまいます。

ズレる生地は面で固定する

仮止め専用の両面テープがあります。
今手元にないという場合「布用ではない」強力両面テープが代用できます。
※布用は強力すぎて簡単に剥がせません。

布は表面に毛羽があるせいか、普通の両面テープがくっつきにくいんですね。
つまり、貼った後にはがせるんです!

ただし、紙用の両面テープは弱すぎて仮止めにも使えないくらいすぐにはがれてくるものもあるので、端切れなどでテストしてから使ってくださいね。

縫い代より外側に貼ります。
縫うところにかぶるようにして貼ると、針に接着剤がついて糸調子が狂ったり糸が切れたりします。

幅広いテープしかない場合はハサミで細く切るか、クッキングペーパーにはってカッターで切るといいですよ。
クッキングペーパーは両面テープがくっつかないのですぐはがせます。

これで縫えば、ずれることなく簡単に縫えますよ!

縫い終わったら両面テープをはがします。

テープをはがせば縫い代を左右に広げることができます。

Aがテープで固定したもの、右が待ち針で止めたもの。
Bの左側の生地が盛り上がっているのがわかるでしょうか?

ズレて布の縫い合わせの量が均等にならなかったところがうねってしわになるんですね。

プロが技術で綺麗に縫っているものは、経験が少なければ綺麗に縫えなくて当然です。
でも技術がなければ道具を使えばいいんですよ。

縫いにくい生地は両面テープを使ってみてね!

洋裁好きを増やし挫折する人を減らすのをライフワークとして、世界一やさしい洋裁教室を目指してネットで服や布小物の作り方を公開しています

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