「戦車の弾」と同じ金属を使ったルアー!?その実力が凄まじい
4月10日から 「釣りの知恵袋」なるフィッシュがLINE公式アカウントで配信スタート!
釣具のレビューや釣果がアップする釣りの知識、釣りに関する面白いトピック等の記事を、毎週水曜日の18時00分にお届けします。
ぜひ、友だち追加してご覧ください!
<友だち追加の方法>
■下記リンクをクリックして友だちを追加してください
LINEアカウントメディア(外部リンク)
※本リンクはYahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。
ルアーにはプラスチックでできたものから鉛でできたものまで様々なものがありますが、時には「戦車の砲弾」に使用される金属が使用されることをご存知でしょうか?
そこで今回は、そんな戦車の砲弾に使用される金属を使ったルアーについて紹介します。
戦車の弾丸に使用される金属を使ったルアー
こちらが本題の戦車の砲弾に使われる金属を使用したルアーです。
上の画像のルアーはアクアウェーブのメタルマジックTGというルアー。
一見、何の変哲もないルアーに見えるのですが
一般的な金属ルアーが鉛でできているのに対し、タングステンという金属が使用されています。
実はこちらのタングステンという金属、鉛などの他の金属と比べても密度が高いことから
- 空気抵抗が小さい
- 硬くて丈夫
といった特徴があるので、戦車の砲弾などにも使用されるようです。
他の素材に比べてなんだか小さい
タングステン製のルアーを鉛のルアーと比べてみると、あることに気が付きます。
そう、サイズが小さいんです。
上の二つのルアーは同じ60gなのにも関わらず、タングステン製のルアーは明らかに小さいように見えます。
ではサイズが小さいことによって釣りでどのようなメリットがあるのかというと、空気抵抗が小さいので同じ重さでも遠くに飛ばすことができます。
さすがは砲弾の素材として使われるだけありますね。
続いて、エサとなる魚が小さい時に威力を発揮します。
たとえば鉛製のルアーと大きさを比較してみたのですが
鉛製のルアーが本物の魚よりも一回り大きいものの、タングステン製のルアーは本物の魚と同じサイズ感でした。
エサとなる魚のサイズは日によっても変わってくるのですが、この日はタングステン製のジグにしか反応がなかったので、ベイトが小さい時には非常に有効です。
他にも比重が重いことから、ルアーが浮き上がりにくいので他のルアーではできない速さで高速巻きをすることができます。
メタルマジックTGのより詳しい使用感や気になるところは以下の記事で紹介しています。
実際にこちらのメタルマジックTGを釣りで使ってみたのですが、確かに他のルアーより浮き上がりにくいのでかなり高速で巻いてくることができました。
タングステン製ならではの他のルアーには出せない高速巻きを生かしてルアーを泳がせていると
見事にサワラをキャッチすることができました。
サイズも70cm超となかなかのサイズです。
実はこちらのルアー、タングステン製の重さを生かした高速巻きでサワラや青物が良く釣れることから、ボート釣りで評判となっています。
タングステンならではのデメリットも
釣りとの相性の良いタングステンですが、実はタングステンという素材ならではの弱点もあります。
それは値段が高いことです。
タングステンという素材が鉛に比べて高いこともあるのですが、加工にエネルギーが必要なことであったり、武器の素材に使用されることから有事の際にはタングステンという素材が高騰したりするなど、鉛にはないデメリットがありそうですね。
今回は戦車の砲弾の素材にもなるタングステンを使ったルアーについて紹介しました。
鉛製のルアーに比べて値段は高いものの、シルエットの小ささや抵抗の小ささなど、他の素材にはないメリットがあるので、気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?