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【東京都中央区】昭和に架けられた「南高橋」がレトロな理由とは?~中央区トリビア、その13

Tabicco(旅っ子)ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)

亀島側にかかる橋の1つ「南高橋(みなみたかばし)」。中央区のホームページによると、この橋が架橋されたのは昭和7年なのですが、橋の入口などに明治や大正を思わせるレトロな雰囲気が漂っています。

実はこの橋は、明治時代の両国橋を再利用したものです。1904年に架けられた旧両国橋は、3連の橋でした。その真ん中部分が使われているそうです。

こちらが旧両国橋の写真です。南高橋にもみられる、入口左右の柱の上についている装飾が同じなのが分かります。

出典:写真の中の明治・大正 国立国会図書館所蔵写真帳から
出典:写真の中の明治・大正 国立国会図書館所蔵写真帳から

下は、現在の両国橋。デザインは大分シンプルになっていますね。

Photo AC
Photo AC

南高橋に両国橋の一部を再利用したのは、予算低減のためだったそうです。資源の再利用にもなり、良い選択だったと思います。

【南高橋(みなみたかばし)】
東京都中央区新川二丁目~湊一丁目(亀島川)

ライター/子連れ旅行アドバイザー(東京都中央区)

東京都在住、2児の母。旅行業界に23年間勤務。仕事も趣味も「旅行」。育休中から、「子連れ旅行」にハマる。コロナ禍で、地元・東京の魅力を再発見。子供と一緒に、グルメ、買い物、イベントなど、「東京観光」を楽しんでいる。好きな地域は、お台場、日本橋。Facebookにて、子連れ旅行情報を発信中。Instagramでは、自身の子連れ旅行写真を投稿しています。

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