「繊細さん」とは?医師が教える4つの特徴(DOES)【5人に1人当てはまる】
こんにちは、精神科医しょうです。
突然ですが、「繊細さん」という言葉を聞いたことはありますか?
実は最近、話題のワードなんですよ。
聞いたことがない方でも、その言葉からなんとなくのイメージが湧くかもしれませんね。
しかし、この「繊細さん」という言葉にはたくさんの意味が含まれているんですよ!
「私、繊細さんかも!?」
と思い当たる人もいたのではないでしょうか。
そこで、今日はこの「繊細さん」の4つの特徴について詳しくお伝えしてきますね。
この記事を読んでほしい人
・自分が「繊細さん」ではと思う人
・「繊細さん」とはどんな人か知りたい人
この記事を読むメリット
・自分が「繊細さん」かどうかわかる
・「繊細さん」がどんな人かわかる
この記事の信頼性
・精神科外来での診療に加え、インスタで5万人以上のフォロワーさんとの関わりからの情報を発信します
「繊細さん」とは?
「繊細さん」とはHSP気質という気質を持つ人々のことを指すんです。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、一言で表現すると繊細で、敏感、共感性豊かな人々のことを言います。
この繊細な特徴を持つことから、「繊細さん」と表現されることも多いんですね。
HSP気質は病気ではないのですが、その特徴から日常生活において、なんらかの生きづらさを感じて辛い思いをされているんですね。
病気ではないので医療機関での相談ができることもほとんどなく、周囲に相談しても「気にしすぎ」「考えすぎ」などと言われ更に孤立を深めてしまうんです。
HSPについて更に詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください↓
続いては「繊細さん」であれば必ず当てはまる4つの特徴を挙げて、「繊細さん」についてもう少し詳しくお話していきます。
「繊細さん」であれば必ず当てはまる4つの特徴
HSP気質はアメリカの心理学者アーロン博士によって提唱されました。
アーロン博士によると「繊細さん」ことHSPであれば必ず当てはまる4つの特徴があるんです。
その4つの特徴とは、頭文字をとってDOESと言います。
D:「Depth of processing」
O:「Overstimulated」
E:「Emotionally reactive and high Empathy」
S:「Sensitivity to Subtleties」
それぞれを日本語訳すると以下の通りです。
・「人の気持ちを読む能力に長け、情報処理力に優れる」
・「痛みや刺激を受けやすい」
・「他人への共感力が強い」
・「物事の小さな変化に気づきやすい」
いかがでしょうか?
これら4つの特徴はHSPであれば必ず当てはまります。
逆に当てはまらなければHSPでないとも言えます。
具体的には、
「周りの顔色を伺いすぎてクタクタになってしまう」
「自分の発言が相手を傷つけたか、毎晩のように1人反省会をしてしまう」
「テレビやドラマを見ていても共感しすぎて辛くなってしまう」
「五感が敏感で、電車やバスなどは疲れてしまう」
などなどのように、4つの特徴から日常生活での生きづらさを感じてしまうんですね。
もし今回の4つの特徴(DOES)に当てはまっても、なお「繊細さん」かどうか自信を持てないという方はこちらのHSPチェックリストをやってみてください↓
まとめ
本日は「繊細さん」についてと、その4つの特徴(DOES)についてお伝えしました!
あなたがもし「繊細さん」かどうかで悩んでいたのであれば、今回の4つの特徴によりそれがわかったのではないでしょうか。
しかし、こんな意見もきっとありますよね。
「繊細さんだとわかってもどうやったら生きづらさは減っていくの」
私は普段のインスタでの発信やブログでもHSP気質が楽になる様々な情報を発信しています。
そして、私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪