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【名古屋市中区】昭和の雰囲気が残る。御園座裏通りの浅井屋「きしめん定食」でお腹も心もほっこり

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

名古屋の芸能文化の発信拠点・御園座。新しさもありながら、古き良さが根付いているこのエリアには、昭和の雰囲気が残るお食事処が点在しています。

御園座の裏手にある「浅井屋」さんのその一つです。

サラリーマンが行き交う平日のお昼休みに、突如現れた昔ながらのお店に足を止めてしまいました。

このお店の前だけ、昭和から時間が止まっている気がします。

ガラガラと戸を開けると、「いらっしゃい!」とお母さん。意外と広い店内には、外観と同じく味があり、なんだか懐かしい気持ちになりました。

子供の頃、父親に連れて行ってもらったお蕎麦屋さんになんだか似ています。新しくおしゃれなお店も良いのですが、やはり年季の入ったお店こそ惹かれるものがありますね。

注文したのは、きしめん定食です。

王道のきしめんに、ご飯と小鉢がついて、なんと税込700円。メニューには値上がりした跡がありましたが、それでも良心的な価格を守っています。

流行り廃りなく、昔ながら「名古屋のお客さんの胃袋を支えてきたんだろうなぁ」と思わせる定番の定食です。

それではきしめんからいただきます!

近年、弾力のあるきしめんがトレンドになっていますが、こちらは王道の柔らかいきしめんです。ふわっとした歯応えと、少しぬるっとした喉越し。

そしてトッピングには、鰹節・ほうれん草・かまぼこ・油揚げと、ザ昔ながらのきしめん!という構成。

薄味醤油のストレートな出汁と、麺が見えなくなるほど入った鰹節が、香り豊かにきしめんと合わさります。出汁も飲みつつ、最後までホッとした美味しさに浸りました。

そして小鉢のきんぴらごぼうも絶品!甘辛い味付けで、ご飯が進みます。結構量もあり、お母さんのおもてなしも感じ取れました。

ということで、忙しい平日。思いがけず「浅井屋」さんへ入ったところ、お腹も心も満たされるお昼を過ごせました。

このように名古屋の下町文化を感じられる素晴らしいお店を訪問できると、午後からの仕事の活力が得られますね!

<浅井屋>
住所:愛知県名古屋市中区栄1丁目7-15
営業時間:11時30分~20時30分
定休日:不定休
電話番号:052-231-1466
アクセス:名古屋市営地下鉄・伏見駅から徒歩約2〜3分

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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