牛乳は「レンジで温めないで下さい!!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんは毎日「牛乳」を飲みますか?自分は小さい頃、お腹が弱く、牛乳を飲むとすぐに腹痛に襲われていました。そのせいもあってか、牛乳があまり得意ではありません…特に“冷たい牛乳”
ここで、皆さんに1つ質問をさせて下さい!!
Q、牛乳はどのような方法で温めてますか?
代表的な温め方と言えば…「鍋」 or 「電子レンジ」の2種類かと思います。
タイトルにも書いてありますが「電子レンジ」で温めるのは、ちょっと待って下さい!!
一体なぜなのか?一緒に理由を詳しく見ていきましょう!
そして、牛乳が好きな方や、よくホット牛乳を飲む方は最後まで読んで下さいね!
電子レンジは…
結論から言うと、電子レンジで牛乳を加熱するのはオススメしません!
まず、牛乳には「カルシウム」・「タンパク質」・「ビタミンC」・「ビタミンB12」などの栄養素を豊富に含みます。
今回、注目するのは「ビタミンB12」
実はこの「ビタミンB12」以外の栄養素は、電子レンジで加熱をしても問題はありません。しかし…
「ビタミンB12」は電子レンジの急激な温度上昇に
よって、50%も減ってしまいます。
そう、半分にまで減ってしまうのです…。
ここで『ビタミンB12ってなんだ?』と思った人の為に少し解説しましょう!
【ビタミンB12とは…】
別名:「赤いビタミン」とも呼ばれ、血液を作る“造血作用”があるのが特徴です。
貧血の方、疲れやすい方、特に女性の方に摂取してもらいたい栄養素の1つです。
ウチの母にこの事を教えてあげたら、すぐにAmazonで鍋を買ってました(笑)
オススメの加熱方法は?
電子レンジによる「急激な温度上昇」がダメなら、ゆっくりとお鍋で温めてあげれば良いのです。
コツはもちろん→ゆっくり加熱する事!
そして、加熱した際にできる「膜」が苦手だという方は、混ぜながら加熱して下さい。そうする事で膜が張りにくくなります。ぜひ、お試しを!!
ところでこの膜の正体は何か、皆さんご存知ですか?
【膜の正体】
加熱によって固まったタンパク質が、脂肪や糖を包み込んだ物です。もちろん、栄養豊富なので膜が出来た場合は捨てずに食べましょう!
今回のまとめ
★牛乳は鍋で加熱をしよう!
★レンジで加熱すると「ビタミンB12」が50%ダウン↓
★牛乳を温める際は「鍋」でじっくりと!
★膜は栄養豊富なので食べよう!
【料理上級者用・記事】
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