【宗像市】青空に映える赤い屋根が美しい!「黙想の家」敷地内の「ザビエル記念ホール」ではコンサートも♬
森をバックに赤い屋根の聖堂が美しい「ザビエル記念ホール」のまえには、宗像市自由ヶ丘南の閑静な住宅街が広がります。
「ザビエル記念ホール」は名残(なごり)にある「福岡黙想の家」の敷地に、鹿児島県の教会にあったザビエル聖堂を移築復元したものです。
以前はカトリックの宗教施設として使われていましたが、現在は市民に開かれた場所として、コンサートなどイベントの開催もされています。
◇「ザビエル記念ホール」の外観
JR赤間駅南口より西鉄バス8-1系統に乗って、10分ほどで自由ヶ丘南2丁目バス停につきます。
バスを降りて赤い屋根が見えたとき、何とも知れないワクワク感をおぼえました。
「福岡黙想の家」の看板から左手にはいると、高い塔のある聖堂が見えます。
「ザビエル記念ホール」は現在、カトリック教会が撤退したため「NPO法人宗像市の歴史文化遺産を守る会」が、市民に開かれた場所として活用できるよう運営を引き継いでいます。
よって現在は宗教施設ではなく、イベントホールのように利用できる施設です。
また、災害救助の避難場所として、地域貢献の役割を果たす場所でもあります。
正面に向かって立つと想像以上に大きく、威厳のあるたたずまいに圧倒され、緊張がはしります。
左側面です。
赤い屋根と白い壁が、青空をバックに浮き上がる様子は、まるで絵を観ているようです。
周囲をゆっくり歩きながら見学。
実に美しい建物です。
美しいだけでなく歴史的・文化的・建築的にも価値が高い建物として、名残の地に移築再建された「ザビエル記念ホール」を、多くの人に見て・触れて・感じてもらいたいと思いました。
音響効果がよいというホールで、コンサートなどイベントがたくさん行われるといいですね。
◇「ザビエル記念ホール」の内部
「ザビエル記念ホール」は常時解放(8:00開門~17:00閉門)されていて、見学が可能です
入って正面に「聖堂の説明」と書かれた額が置いてあって、鹿児島からこの場所に移築された経緯や建築様式の特徴などがかかれています。
左手に小さな部屋があり、ここでも資料が展示されていました。
聖堂内には立ち入らず、入り口から中の様子を見せてもらうことに。
アーチ型の天井や身廊(しんろう)の両サイドに側廊を配した三廊式の聖堂内を見ると、入り口の説明にあったように構造の特徴がわかります。
聖堂内はとても明るく、凛とした空気がただよう中、清々しさを感じます。
◇ホール周辺の様子
入口入ってすぐ左手、ホールの手前にログハウスがあります。
ここは各種ワークショップや会合に使用される場所のようです。
入り口から入って比較的近い場所に、日本にキリスト教を伝えたという「聖フランシスコ・ザビエル像」が立っています。
広い敷地には、バス道に沿うように桜並木がつづいています。
桜が開花するころに「さくらまつり」が開催され、多くの人でにぎわうそうです。
今年は3月30日(土)10時から16時の予定と教えていただきました。
「ザビエル記念ホール」までは、赤間駅前からバスに乗れば10分ほどです。
3月にはさくらまつりも開催され、おとずれる人の数も増えるでしょう。
宗像市内にはたくさんの価値ある建築物が残されていますが、ここ「ザビエル記念ホール」もそのひとつです。
現在は宗教といった枠組みをはなれて、その価値のたかさを体験できます。
荘厳な雰囲気ただようたたずまいに、感動をもらえる「ザビエル記念ホール」をたずねてみてはいかがでしょう。
◆「ザビエル記念ホール」について
所在地/〒811―4155 宗像市名残1056―1
(宗像市自由ヶ丘南2丁目バス停前)
問い合せ/NPO法人宗像市の歴史文化遺産を守る会
理事長 内田 学(TEL 090-4607-0495)