劣化したゴム部品補修の救世主!硬くならない夢のような接着剤
今回は、劣化してヒビ割れたゴム部品の補修について、皆様と共有したいと思います。
そこそこ古いオートバイや車をレストア作業している時によく直面する問題が、コレ↓↓
ひび割れてしまったゴム部品
経年劣化や紫外線による劣化で、艶が無くなり、ひび割れてきて、ひどい時はぼそぼそに崩れ始めるゴム。
ゴム部品が使われてる部分は気密性が必要だったり、防水性が必要だったり、柔らかさと密着性が要求されることが多いのですが、そこがひび割れたりすると走行性能に直接影響したりしてしまうものです。
最悪なのが、その部品がなかなか手に入らなかった場合。
レストア作業がもうちょいなのに、たった一つのゴム部品で足止めなんてできれば避けたいものですよね。
そんな、ゴム部品の補修にぴったりな接着剤を発見しました!!
世界ナンバーワンの接着剤メーカー、ロックタイトの「黒ゴム接着剤」
靴の補修剤のコーナーに売っておりました。
一番の売り文句は、《接着後もゴムの柔らかさ》
そうなんですよ。接着剤といえば硬く固まってしまうのがほとんどですが、この接着剤はゴムのような柔軟性が維持されるというシロモノです。
靴底の接着をはじめとして、長靴の穴にも対応。接着用途は、キャンバス布 皮革 そして、各種ゴム製品。農機具のゴム製品の補修とまで書かれてるんだから、これは使わない手はないでしょう!!
というわけで、早速使ってみたいと思います
今回補修したい部品はこちら↓↓↓↓↓↓
56年前のバイクのインシュレーター 。そのまま教科書の写真に使いたいレベルの劣化っぷりです。大小さまざまなひび割れ、開口部分からの断裂、ご丁寧に欠損部分まであります。
当然のごとく廃盤になってる部品なので、これを直さないと作業が詰みます。直ってくれないと洒落にならない。いきなりですが、崖っぷちです \_(・ω・`)ココ重要!
接着剤を塗る前に、まずはパーツクリーナーで脱脂します。表面はもちろんのこと、ひび割れの内部まできちんと洗浄します。
また、広い面を接着する場合は、サンドペーパーなどで表面を荒らしておきます。
そして、ここからが本番
…つっても作業自体はいたって簡単で、チューブから直接接着剤を塗って、付属のヘラで伸ばすだけ。
もっと垂れるかと思ったけど、よほど厚く塗らなければ垂れない。こまめにヘラで伸ばしていけば、ぐるり一周塗ったくっても垂れることはありませんでした。
使いやすいなぁ~、これ (*’ω’*)
裏当てをした状態で欠損部分も肉盛りしていきます。
肉盛り部分だけは1回ではさすがに足りないので、こちらは乾燥後に2回目3回目と重ねていきます。
とりあえず、こんな感じになりました!
接着後もゴムの柔らかさという謳い文句に偽りないようで、型から外す時に、カッターではなかなか切れませんでした。ハサミでも難しいレベル。
そして、出来上がりがこちら↓↓↓
いかがでしょうか?? 厚塗りしたので見た目はちょっとアレですが… でも、ひび割れは間違いなく埋まりました。
付け根の小さなひび割れから、ど真ん中にあったすごく大きなひび割れまでバッチリ埋まってます。
そして、ムニムニつぶしても柔らかいまま!ひび割れが「コンニチハ!」することもありません!!
キターヾ(∀ )/ー!
すっげえわ、これ…!!! ポカ( ºдº )ン...
同じようにゴム製品の劣化で苦労してる方がいたら、今すぐ行って教えてあげたい。とても使いやすくて、そして効果はバッチリです!!
補修部分の耐久性や耐久性などはこれからのテストとなりますが、ゴム部品のちょっとした修理にはかなり重宝しそうです。
ゴム部品のひび割れに困ってる方へ。少しでも参考になれば幸いです!! 今回もご視聴ありがとうございました〜!!