《知る人ぞ知る》商店街の路地裏にひっそりと・・・食べ歩きのプロが通うタイ料理の銘店【横浜市南区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
「タイ料理は世界で最も官能的な味である」
そう評するのは、書籍「水に犬」(村上もとか著)の主人公である、タイ警察のワッサン大佐。
ワッサン大佐は架空の人物ですが、「タイ料理は世界で最も官能的な料理である」という一文は、みうけんも大いに同意するところです。
※タイの警察では軍隊と同じように、大将や大佐という階級を使用しています。
さて、そんな前置きとともにやって来たのは横浜の三大商店街に数えられる、横浜橋通商店街。
横浜橋通商店街はアジア系のお店がひしめく異国情緒あふれる商店街ですが、メインの通りから外れた路地の奥に、今回紹介するお店があります。
そのお店はタイ料理店「カレーの店 ピー」さん。
かつては中区福富町にお店を構えていましたが、ここ横浜橋に移転してきて10年ほどになりましょうか。
店内はこぢんまりとしていて、ソファー席がひとつとカウンター席がいくつか。
今回はランチのテイクアウトで利用しました。
ガパオ、カオマンガイ、トムヤムクンなど基本的なタイ料理のメニューが揃っています。
ソムタム、ヤムネム、ナムトックムーなどちょっと聞きなれないイサーン料理(タイの東北地方料理)もいろいろ。
これらをおかずに、タイのもち米でいただくとより本格的に。
注文して会計し、出来上がるまでしばし休憩。
せっかくだからフカフカなソファーに、と思って近づいたら看板ネコさんの昼寝を邪魔してしまったようで怒られてしまいました(笑)
◆ガパオライス(750円)
たっぷりの挽肉を醤油ベースのタレと香草で炒め、ご飯に乗せたもの。
タイ料理に詳しくない方でも、その名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
たっぷりの挽肉は粗挽きなので、噛みごたえもムッチリジューシー。
噛み締めるごとにお肉の旨味とハーブの香りがバシッと口に広がって、これは美味しい!
ご飯は+200円でジャスミンライスに変更が可能です。
ここは是非ともジャスミンライスで食べていただきたい!
香り高い香り米はむっちりとした食感。
肉の旨味をしっかりまとったナンプラーベースの塩気のあるタレとの相性がものすごく良いです。
◆カレー2種類(850円)
もう逸品は、たっぷりのご飯に2種類のカレー。
カレーは袋に入っていますが、このままでは食べづらいのでお茶碗などが2つ必要になります。
または、ご飯をフタに移して、2つに分かれたお皿にカレーを移すのも可。
食べ方にちょっとだけ工夫を要しますが、そういう点もまた現地っぽくて楽しい。
グリーンカレーと、「本日のカレー」というラインナップ。
この日はレッドカレーでした。
ごはんは、ジャスミンライスに変更です。
日本米より少しだけ長くて、お花のような香りがするご飯。
香り米なので好き嫌いがあり、慣れない方には慣れないお米です。
しかし、慣れてしまうと「この香りを楽しまないとタイ料理を食べた気がしない」と思えるほど。
タイのカレーは日本人が慣れ親しんだカレーとはだいぶ違います。
レッドカレーは本場では「ゲーン・ペッ」(辛い汁物)を意味します。
たっぷりの香辛料やハーブを炒め、ココナッツミルクやナンプラーで味を整え、いろいろな野菜を煮込んだもの。
ご飯との相性がものすごく良くて、クセになる逸品です。
本場では「ゲーン・キョウ・ワーン」(甘くて緑の汁物)と呼ばれるグリーンカレー。
たっぷりのココナッツに、これまたたっぷりのハーブを感じます。
辛さはお店によってさまざまですが、こちらのグリーンカレーはそこまで辛くありません。
トウガンなどの甘さと鶏肉の旨味がしっかり煮出された、美味しい逸品です。
◆◇◆後記◆◇◆
今回はテイクアウトで利用しましたが、もちろんイートインも大歓迎ですよ、とお店のスタッフさん。
ここ「カレーの店 ピー」さんは裏路地の奥にあり、知る人ぞ知るお店ではありますが、ずいぶん古くから横浜市民に愛されてきたお店でもあります。
たまにはちょっと違ったお昼が食べたくなった時、南国の爽やかなハーブをしっかりと頂けるタイ料理はいかがでしょうか?
横浜橋通商店街の「カレーの店 ピー」さん、オススメです!
お試しを!
カレーの店 ピー (Rettyページ)
045-251-2644
横浜市南区真金町1-3
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。