お取り寄せ可。老舗和菓子屋の福袋ならぬ冨久袋は品の良い甘さと縁起物が楽しめる新春和菓子
昨年末から様々な業界で福袋が販売される中、和菓子の福袋ならぬ冨久袋(ふくぶくろ)を見つけましたのでご紹介します。福袋が販売される季節に合わせたように作られる洒落の効いた名前に遊び心を感じるこの和菓子。つくっているのは京都の老舗和菓子屋、末富さんです。
冨久袋は末富さん独自の末富ブルーを基調にした包装紙に包まれています。
この包装紙のデザインはとても人気があり、公式サイトでは風呂敷や扇子(現在は販売していない様子)など小物も販売されていました。
包装紙の中は冨久袋と書かれたシンプルな箱。
箱底面には原材料等の情報が記されています。余計なものが入っていないのが嬉しいところ。
上蓋を開けると龍の描かれた絵馬が目に入ってきます。勇ましい昇り龍と祥福の文字がなんとも縁起が良さそうです。絵馬右下には末富さんの本店近くにある新玉津島神社(にいたまつしまじんじゃ)の印があります。
絵馬の後ろにはおみくじが隠れていました。絵馬とおみくじは新玉津島神社でご祈祷していただいているのだそう。
新玉津島神社は和歌の神様として知られる衣通姫尊(そとおりひめのみこと)が祀られる京都の歴史ある神社。和歌の聖地として短歌や俳句、文章の上達の為に多くの方が参拝されています。
袋からお菓子を出してみます。小判型の麩焼煎餅は10枚入り。表面には縁起の良さそうな干支や福寿の焼印が施されています。
お味は二種類。白蜜と甘辛蜜があり、麩焼煎餅の裏側に塗ってあります。
左の白いものが白蜜、茶色が甘辛蜜でした。サクッとした軽い食感の麩焼煎餅にほんのり上品な甘さが広がる白蜜、わずかな味噌の辛みと風味が口の中に広がる甘辛蜜。
あまりの美味しさに手が止まらずあっという間に食べ終わってしまいます。
お菓子を食べ終えたあとおみくじを開いてみたら有難いことに大吉でした。
冨久袋は末富さんの店舗で購入できるほか公式オンラインショップからもお取り寄せが可能です。冨久袋が入った和菓子の詰め合わせもあるようです。
福袋にちなんだ遊び心ある名前と縁起物、上品な甘さの麩焼煎餅が新春の手土産にぴったりの縁起和菓子でした。
ショート動画(48秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
ご紹介したお店とお菓子
末富
冨久袋(ふくぶくろ)1,944円(税込)