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ビーチで入浴も!夏に入りたい「海の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

7月15日は「海の日」。いよいよ夏本番となり、海水浴やマリンスポーツのベストシーズン到来である。

ビーチに近い温泉地の魅力は、なんといっても海水浴やマリンスポーツを楽しんだ後、すぐに温泉に入れることだ。体を洗い流すだけでなく、海水で冷えた体を温めることもできる。

そこで、今回は「海の日」にちなみ、ビーチに近い温泉地を5カ所紹介したい。

土肥温泉(静岡県)

明るく賑やかな東伊豆に比べて、西伊豆には素朴で静かな温泉地が並ぶ。そのひとつ、土肥温泉は若山牧水をはじめ文人墨客にも愛された海岸沿いの温泉地。西伊豆最大の遠浅で波が静かな土肥海水浴場は温泉街の目の前。夏の海水浴シーズンは、船そのものが浴槽になる「土肥温泉丸」が登場し、話題を集める。海岸に広がる温泉街は夕陽の名所でもあり、各所で美しい夕焼けを望める。夕方に海岸線を散策したり、温泉で癒されたりするのもいいだろう。

南紀白浜温泉(和歌山県)

温泉街には白い砂浜が美しい「白良浜海水浴場」があり、近くに立つ白良湯、牟婁の湯などの共同浴場も利用できる。リゾート地としてのイメージが強いが、湧出量が豊富なこともあり、温泉施設の多くが掛け流しである。オーシャンビューの湯船をもつ宿泊施設が多いほか、波打ち際にある露天の共同浴場「崎の湯」は日本を代表する海の絶景温泉で、夕焼け時はロマンチックな時間を過ごすことができる。

式根島(東京都)

東京から高速ジェット船で約3時間。夏のシーズンは海水浴やマリンスポーツを楽しむ人でにぎわう。島内には4カ所の温泉があり、そのうち3つが海岸に面した野趣あふれる露天風呂。港に面した露天風呂「松が下雅湯」は、海水浴やマリンスポーツを楽しんだ後、水着のまま温泉に入れて便利。宿でいただく海鮮も美味だ。

瀬波温泉(新潟県)

瀬波温泉街の裏手に広がる約1kmのロングビーチまでは、温泉宿からも水着でアクセスできる。環境省による「快水浴場百選」にも選ばれている人気の海水浴場だ。多くの宿が海に面しており、オーシャンビューの湯船につかれるのがうれしい。夕焼けの名所でもあり、日本海に沈む夕日も美しい。

熱海温泉(静岡県)

首都圏からのアクセスも便利な海岸の温泉地。温泉街からも近い「熱海サンビーチ」では気軽に海水浴を楽しめる。宿泊している旅館やホテルはもちろん、日帰り入浴を受け付けている宿が多数あるので、遊んだ後は温泉を楽しむこともできる。1年に複数回開催される熱海海上花火大会も名物。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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