「ありがとう日本」全国各地でラグビーW杯参加国を大歓迎。世界で反響
「ありがとう日本」。各国代表のチーム・選手の公式SNSが、感謝や驚きで溢れている。
9月20日(金)に開幕するアジア初開催のラグビーW杯日本大会へ向けて、参加チームが続々と来日中だ。
4年に1度のラグビー世界最強決定戦に挑むのは、日本を含む参加20か国。
参加チームは約1か月半の長丁場(11月2日決勝)を戦い抜くため、全国55カ所(61自治体)の公認キャンプ地、事前キャンプ地を拠点にする。
南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、イングランド、イタリア、トンガ、ジョージア・・・。
これまで来日した各チームや有名選手が、公式SNSを通し、日本での歓迎ぶりを驚きと共に世界に発信している。
今月初頭、南アフリカ代表は岐阜県関市で日本代表との壮行試合(9月6日)へ向けたトレーニングを行ったが、ここでは約2000人が公開練習を見守った。
代表チームの公式SNSは、その驚きを友好的なハッシュタグと共にツイートした。
日本代表との壮行試合に41-7で勝利した南アフリカ代表は、次なるキャンプ地、鹿児島市へ。
ここでも熱烈歓迎を受け、メディア関係者のMatt Pearce氏は公開練習に詰めかけた約5000人の観客をピッチから撮影。「信じられない!」など反響を呼んでいる。
10日以降に来日する参加国では、ウェールズラグビーの公式SNSが、キャンプ地・北九州市の歓迎ムードをツイート。
街がウェールズ代表のチームカラー「赤」に染め上げられた様子に「ファンタスティック」などの感激コメントが。
11日からは、小倉城の天守閣を期間限定で赤くライトアップ。日本流のおもてなしで迎える予定だ。
そして、世界的な人気を誇るニュージーランド代表“オールブラックス”だ。
9月9日に到着したオールブラックスは、成田空港からバスで事前キャンプ地の千葉県柏市に移動。
台風15号の影響で到着が2時間遅れたが、歓迎セレモニーで子供たちがハカを披露するなど歓迎を受けた。
85万人のTwitterフォロワーを持つオールブラックスのCTBソニービル・ウィリアムズも、興奮の現場を伝えている。
もしも約600人の世界のトップ選手、関係者、推定約40万人の訪日客が「日本の歓迎は素晴らしかった」と感じてくれたら、大会後の好影響は計り知れない。
しかしファンの様子からは、世界のトップ選手を歓迎することの純粋な喜びが伝わってくるようだ。ラグビーW杯の熱狂はもう始まっている。〈了〉
※オーストラリア代表”ワラビーズ”の公式Twitterより