【富士宮市】興徳寺敷地内の『四季彩の森バタフライガーデン』に旅する蝶 アサギマダラが飛来しています!
写真を見てこの蝶、何か見覚えがある…と感じた方も多いのではないでしょうか?
大人気アニメ『鬼滅の刃』に登場した胡蝶しのぶのモチーフともなっているアサギマダラ。
アニメ内でも蝶屋敷内をアサギマダラが飛んでいる描写が描かれています。
アサギマダラは夏の暑い時期は高地に棲み、産卵・羽化し秋になると日本本土から海を渡り南西諸島・台湾への渡ることもあることで、『渡りの蝶』とも呼ばれています。
そんなアサギマダラが興徳寺の敷地内にある『四季彩の森バタフライガーデン』に飛来していると聞いて、やって来ました。
第二駐車場に車を停めて、四季彩の森小径マップで場所を確認します。
場所は第一駐車場の反対側で、第二駐車場からも歩いて2、3分の距離です。
小径から少し坂道を下るとフジバカマの花畑が見えて来ました。
バタフライガーデンは芝川ギフチョウ保護の会が整備してくださっています。
花畑には芝川ギフチョウ保護の会の方がいて、アサギマダラについていろいろと教えてくださいました。
フジバカマは秋の七草の1つで、花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることから、その名がつけられたそうです。
古今集でも度々詠まれていることから、古くから日本人に愛されている植物です。
オスはフジバカマに含まれる毒の成分を取り込むことでフェロモンを分泌できないと考えられています。
フェロモンを分泌できなくては、メスを惹きつけられないので子孫を残すことができないため、フジバカマに集まるのだそう。
花畑に一歩踏み入れると、目の前をふわりと舞うアサギマダラの姿が!
陽の光に当たると、羽の水色っぽい部分は半透明で、羽の向こう側が透けて見えます。
辺りを見渡すと、あちこちにアサギマダラの姿がありました。
警戒心が薄いのか、かなり近づいてもそのままポーズを決めてくれています。
花畑から富士山を見ることもできるので、貴重なコラボ写真を撮る事ができました。
古くから日本人に慕われているフジバカマは、今では繁殖する場所も少なくなって絶滅危惧種に指定されているそうです。
そしてアサギマダラを見られるのは、ここ数日の間だけだそうです。
この貴重な瞬間を、鑑賞しに訪れてみてはいかがでしょうか。
興徳寺
住所:富士宮市下柚野431
アクセス:国道469号線を稲子方面へ、柚野公民館を左折。柚野中学校を越えてすぐ右側