エンジンオイルの缶の「変な記号」ってなんなの?その正体とは
こんにちは! DIY道楽テツです。
今日は、エンジンオイルの容器によく見かける「SL」や「SM」「SP」といった記号について、その意味と重要性について深掘りしていきたいと思います。
この記事から学べること
・エンジンオイルの缶に書いてある記号の正体
・「API規格」の概要
・他にもあるエンジンオイル選びのポイント
記号の正体は、エンジンオイルの性能基準を表す「API規格」
エンジンオイルの缶をみてみると、粘度とは別に記号が書かれています。
SL ・・・ 蒸気機関車?
SP ・・・ スペシャル? セキュリティポリス??
SM ・・・ コラッ
エンジンオイルのパッケージに記されている「SL」「SM」「SP」といった記号は、API(アメリカ石油協会)によって定められたエンジンオイルの性能基準を表している「API規格」です。
API規格とは?
API規格は、省燃費性・耐熱性・耐摩耗性などエンジンオイルに必要な性能を設定したもので、SAから始まり、SPまでの13段階の規格があります。 最新のグレードほど基準が厳しく、性能が優れています。
つまり、ここでは、SL < SM < SP ということ。
API規格(APIグレード)は、エンジン保護、燃費の向上、排出ガスの低減など、車のパフォーマンスに直接影響を与える要素を規定しています。例えば、古いグレードの「SL」に比べて新しい「SM」や「SP」は、より厳しい環境下での性能が求められ、より高い効果を発揮します。これにより、エンジンの耐久性が向上し、トラブルに対する保護機能が強化されるのです。
オイル選びにおいてAPIグレードを参考にすることで、エンジンの種類や年式、使用する環境に最適なオイルを選べます。新しいグレードのオイルは、一般的に前のグレードよりも改良された添加剤が使用されており、エンジンの摩耗を防ぎ、清浄性や熱安定性が向上します。これにより、エンジンの寿命を延ばし、性能を最大限に引き出すことが可能になります。
オイル選びで他にもチェックするべきポイント
エンジンオイルはAPIグレード以外にも、粘度指数や合成油と鉱物油の違いなど、選ぶべきポイントがあります。例えば、高性能車や寒冷地での使用を考えている場合は、さらに具体的な性能要件を満たすオイルを選ぶ必要があります。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!