【cmスタイルで登場】#2 ホンダ シティ カブリオレ オープン生かして自転車も積載
注目度抜群のオープン 幌はピニンファリーナ
1981年に登場し、CMのムカデダンスが話題を呼んだ名車ホンダ・シティ。
小野康太郎(おのこうたろう)さんはそのカブリオレ版をインターネットのオークションで見つけ、競り合った結果ようやく手に入れた。
ゴツゴツした造形でありながらかわいらしさもあり、オープンボディもあいまって街中での注目度は抜群だ。
特に幌のデザインはイタリアの名門ピニンファリーナの手によるもので、見るひとの多くが驚くという。
コンパクトなボディゆえ「シティ」の名の通り街乗りがしやすく、「遅さ」を楽しめる車だと彼は語る。
意外な実用性 気軽に乗れるシティカー
乗り物が大好きで自転車のレースにも参加していたという小野氏は、スポーツジムのトレーナーをする傍らロードバイクを街乗り用に仕立てて販売する事業を行なっている。
仕事柄車で自転車を運ぶこともあるという彼だが、なんとこのクルマ、軽自動車並みのボディでありながら自転車も上から「突き刺す」ように積むことができるのだ。(画像:Boys and Wheels TV)
さらに分解すれば自転車2台の積載が可能であり、シートを倒して前から入れるなど工夫次第で非常に高い実用性を発揮する。
さらにおもちゃのように操作できるMTを搭載し、古着やスニーカーのように気楽かつ少々雑に扱える点も魅力のひとつだとのことだ。
ジュースを入れる保冷庫や充実した収納などバブル期のデートカーらしい装備も多く、シビックやプレリュードなどホンダの往年の名車たちと並ぶ最高のクルマであった。