【杉並区】夜の幻想的な紅葉狩りを堪能!これから開催される荻窪の「紅葉ライトアップ」2選
秋の深まりと共に、街中の樹々の葉の色付きが心地良く感じられる、今日この頃。夜の静寂と凛とした空気の下でライトアップされた幻想的な紅葉を愛でるのも一興であろう。
毎年恒例となった、杉並区荻窪で開催される「紅葉ライトアップ」を2つほど紹介しよう。
まず、JR荻窪駅の南口から10分ほど歩くと、閑静な住宅地の中に佇んでいるのが『大田黒公園』だ。
ドビュッシーやストラヴィンスキーを初めて日本に紹介し、同時代の欧米音楽の普及に努めた音楽評論家・大田黒元雄氏(1893~1979年)の自邸を整備して、1981年に杉並区の回遊式日本庭園として開園されたものである。
園内には、樹齢100年を超える銀杏並木をはじめ、欅、赤松、椎木などの巨木が鬱蒼と茂っており、数寄屋造りの茶室や錦鯉が泳ぐ池などと共に、荻窪民の憩いの場所ともなっている。
酔街草も四季折々に散歩がてら訪れる公園で、「紅葉ライトアップ」は心待ちにしているイベントの一つである。
池の水面の鏡のように反射する、イロハモミジをはじめとした万華鏡のような色彩を鑑賞していただきたい。
一方、荻窪の奥座敷にひっそりと佇む『観泉寺(かんせんじ)』は、永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いで織田信長と戦った今川義元の嫡男、今川氏真(うじざね)によって、安土桃山時代の慶長2年(1597年)に建立された今川氏の菩提寺である。
境内には、本堂、鐘楼、閻魔堂、観音堂などといった由緒ある建築物が配置され、手入れの行き届いた日本庭園は、京都や鎌倉にあるような古刹の雰囲気が味わえるとあって、酔街草もしばしば足を運ぶ寺である。
平成30年(2018年)から始められた境内の日本庭園のライトアップは、近隣住民のみならず、都内の紅葉ファンが楽しみに待つ秋の風物詩となっている。
大田黒公園紅葉ライトアップ 2024
開催期間:2024年11月30日(土)~12月8日(日)
開園時間:期間中の通常開園時間9時~16時30分(最終入園16時)
*ライトアップ開催期間中は、通常休園日の水曜日(12月4日)も9時に開園
【ライトアップ時間】
月曜日~木曜日:17時~20時(最終入園 19時45分)
金曜日~日曜日:17時~21時(最終入園 20時30分)
参加費:大人300円、小中学生100円
*ライトアップ期間中は16時で一旦閉門し、17時からライトアップの入園を開始
*通常開園時間の入場は無料
住所:杉並区荻窪3ー33ー12
電話:03-3398-5814
【写真撮影会】
開催日:11月29日(金)
開催時間:17時30分~20時
申込み:当日、直接会場にて
費用:500円
*撮影会時のみ三脚の使用可
今川紅とうろin観泉寺
開催日:2024年11月30日(土)、12月1日(日)
開門時間:18時~20時30分 (最終入場:20時15分)
住所:東京都杉並区今川2丁目16ー1
料金:入場無料
主催・運営:今川紅とうろ実行委員会
(催事)
ライトアップ:燈師・服部高久(SPACE CALDO Inc.)
いけばなの展示:池坊華道会
華道家・ 高谷 翠浩
三谷伝統文化子ども教室の子ども達
演奏:三谷伝統文化子ども教室 「お琴」の子ども達
18時~19時30分
合唱:素敵な合唱団 コーロ・ソナーリオ
19時45分~20時15分
曹洞宗宝珠山観泉寺公式X
今年の紅葉の見頃はやや遅れ気味に到来とあって、今週末からはどちらもベストなコンディションで楽しめるはずだ。
ぜひ、寒さ対策を万全にして出掛けていただきたい。