史上初!日本代表FNATIC、世界大会予選を1位で突破
日本時間5日早朝、米ロサンゼルスで開催されているAPEX LEGENDSの世界大会「APEX LEGENDS GLOBAL SERIES Year4 Split1 Playoffs」は大会3日目をむかえ、日本代表のFNATICが3日間に渡る予選を1位で通過した。
日本代表として世界大会の決勝に予選1位で進むのは同ゲームでは初の快挙。早朝時からの放送にもかかわらず多くの視聴者が見守った。日本時間の6日決勝戦に挑む。
2強黄金時代に終止符をうてるか
APEXの世界大会は過去5度開催されているが、うち3度はアメリカのDark Zero eSportsが優勝、残りの2回も同じくアメリカのTSMが優勝と、北米勢のみが世界一の称号を手にしている。
名実ともに圧倒的な両チームだが、今回日本代表のFNATICがその2チームを押しのけて1位で予選を突破した。また、日頃からプロリーグを同じ地域で戦う韓国代表のREJECT WINNITYも2位で通過し、日韓代表チームがワンツーフィニッシュを決めるという快挙に多くのファンが熱狂した。また、日本代表のKINOTROPE Gamingも敗者復活予選を勝ち上がり見事決勝進出を果たしている。
何よりも大事なアドバンテージポイント
予選1位通過の最大の利点はアドバンテージポイントにある。
決勝戦は全20チーム60名のバトルロワイヤルのマッチポイント形式で争われる。マッチポイント形式では50ポイント以上を獲得したチームが、次の試合以降でチャンピオンを取ると、その瞬間に優勝が決まる。決勝戦では予選上位通過の10チームがあらかじめアドバンテージポイントと呼ばれるボーナスポイントを持った状態で試合を始めることができる。今回、日本代表のFNATICが10ポイント、韓国代表のREJECT WINNITYが9ポイントを持って決勝戦は始まる。
つまり、これ以上ない条件で初の世界制覇のチャンスに臨むことが出来るわけだ。
悲願の優勝トロフィーを日本に持ち帰れるか
昨年の世界大会敗退後、FNATICで司令塔をつとめるYukaF選手は言った「今回の負けで、世界で勝つための練習をしないといけないと痛感しました。DarkZeroとTSMをこれ以上勝たせるわけにはいかない。最高のチームを作ります」と。
日本中のAPEX LEGENDSファンが見守る決勝戦は日本時間の6日午前7時40分から賞金総額1億5000万円を争い、以下のチャンネルで生中継される。普段はカジュアルにAPEX LEGENDSを遊んでいるプレイヤーにこそ、日韓代表の史上最高の挑戦を見守ってほしい。
RAGE eSports
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)とは
『エーペックスレジェンズ』 は、Respawn Entertainmentが開発し、エレクトロニック・アーツより2019年2月4日に配信されたファーストパーソン・シューティングゲーム。基本プレイ無料のバトルロイヤルゲーム。2021年にはプレイヤー数が1億人を超えるなど世界中で人気を博している。