全国各地から選りすぐりのラーメンが集う「名古屋驛麺通り」。函館の塩ラーメンや札幌の味噌ラーメン、博多ラーメンまでいただける充実ぶりです。2023年1月現在、期間限定のお店も含めて7店舗が軒を連ねています。

ぶらりと訪れて、各地域の名店の味を手軽にいただけるのは素晴らしいですよね！今回は東京、名古屋、博多を代表するラーメン3杯をご紹介したいと思います。

一風堂 名古屋驛麺通り店「白丸元味」

名古屋驛麺通りを総合プロデュースする河原氏の手がける「一風堂」さん。今では全国にチェーン展開しており、博多ラーメンを手軽に食べられるようになった代名詞と言えるお店です。

看板メニューは白丸元味。一風堂さんが特注した釜の中でゆっくりと半日以上炊き上げ、さらに1日間の低温熟成を行って仕上げたスープで作られるラーメンです。サラリとしていながらクリーミー、丁寧に引き出されている豚骨の旨味を感じられます。

そこに組み合わさるのは、一風堂専用小麦・風の大地を使用した特製麺です。パツっとした歯応えとツルッとした喉越しが、麺を啜る満足感を高めてくれます。

コクのある豚骨スープに、小麦の香り豊かな風味が溶け合う味わいは病みつきになりそう。ラーメン出汁を入れながら、バリカタの麺をほぐしいただくラーメンは、1杯目より美味しいので、ぜひ替え玉をしてみてください。

名驛式担々麺 しゃち福「角煮坦々麺」

名古屋代表として出店されている「名驛式担々麺 しゃち福」さん。名古屋の辛い麺としては台湾ラーメンが有名ですが、しゃち福さんでは「坦々麺」を代表メニューとしています。

名物は「角煮坦々麺」。ゴマやナッツ類を合わせて作ったオリジナルの「芝麻醤（チーマージャン）」をベースとしたクリーミーなスープが特徴。しかしラー油の香りが漂い、マイルドな味わいながらもスパイシーな余韻も感じられます。

そんな坦々麺には、豚ミンチ、青菜、スプラウト、ネギなどトッピングが盛りだくさん。そして中央には大きな角煮が三切れも。郡上クラシックポークというブランド豚も使用しています。分厚さがすごいです...!!

コクのある坦々スープと、ほろほろ口の中でとろける角煮が相性抜群。細めのストレート麺もしっかりスープに絡んでくれますよ◎スープも飲み干せるほど香り高い一杯になっています。

井の庄 名古屋店「つけ麺」

辛辛魚で有名な東京の名店「井の庄」さんですが、通常のつけ麺もおすすめ。粘度の高いこってりスープと中部と麺の相性が良く、適度にピリ辛さもあって病みつきになる味わいです。

スープは、モミジや鶏ガラ等の動物系のスープに、カツオ節や煮干しなど魚介の出汁使を用した濃厚なＷスープが特徴！一口ずずっと啜ってみると、まず感じられるのはどろっとした鶏豚骨の旨み。ついで魚介の風味が香り高くやってきます。

スープにはそれほどカエシを感じられず、素材をそのまま炊き出したような印象。魚粉で塩っ気と風味を調整します。中太麺は少しウェーブがかっており、一本一本長くて食べ応え抜群！近年流行りの極太麺ではないですが、スープによく絡んでくれますよ。

味のしっかりついたメンマや、ほろほろのチャーシューなどトッピングの完成度も高いです。どちらも濃厚なスープに負けないパンチを備えています。

いかがでしたでしょうか。完成度の高い一杯を数多く味わえる「名古屋驛麺通り」。ぜひ名古屋駅に立ち寄ったついでに足を運んでみてください！