【富田林市】子育て世代とつながりたい!錦織公園でロハスフェス嬉々日和15日に開催。主催の嬉ハウスとは
師走を迎え、年末年始に向けて気ぜわしい毎日。そんな中、忙しさから解放されて楽しみたいという気持ちがあるのではないでしょうか。そんな時に最適なイベントが、12月15日に錦織公園で行われます。
それは嬉々日和(ききびより)という名前のロハスイベントです。ロハスをおさらいすると、アメリカで誕生した言葉で、簡単に言えば地球環境保護と健康を重視する生活の仕方を意味します。錦織公園のような自然が多く残された公園は、体を思いっきり動かすなど健康的な雰囲気にぴったりなので、ロハスイベントに最適ですね。
ここで主催者の嬉ハウスのあげなあゆみさんにいろいろお話を伺おうと連絡をしたところ、あげなさん自身は残念ながら都合が合わなかったのですが、「代わりに嬉ハウスのメンバーが葉大根を子どもたちと取りに行くので、そこへご一緒しませんか」と連絡をいただきました。そこで嬉にある腰神神社の前で待ち合わせすることになりました。
あげなさんとは直接お会いできませんでしたが、あげなさんからは、嬉ハウスのことやイベント開催の狙いについて次のようなメッセージをいただきました。引用します。
嬉ハウスとしての活動は、あげなさん自身の子育て上の苦労した経験をもとに、子育ての悩みごとを共有しようと、登山活動や無農薬大根の出荷手伝いなどを一緒に行っているグループです。今回ロハスイベントを企画した狙いとして、同じように子育てで悩んでいる親御さんとつながり、次世代を担う地域の宝物である子どもを一緒に楽しく育てて行こうという目的のもとに行われます。
ということで、当日現地に来たのは嬉ハウスの他のメンバーさんたちでした。あげなさんの代わりに、内河恵里奈さんを中心としたファミリーと葉大根の畑がある現場に向かいます。
内河さんも嬉地域とのかかわりも深い方で、例えばかかしフェスティバルに携わっています。内河さんの話では、今年は開催されなかったかかしフェスティバルは、来年は行なう方向で考えているとのこと。
内河さんの話では、大家さんのご好意で画像の集合住宅の一角を借りているといいます。うれしハウスのinstagram(外部リンク)に部屋の中の様子が紹介されています。
嬉ハウスには子育てに加え、人間味ある居場所づくりを目指していろいろと計画があります。その活動を多くの人に知ってほしいという思いのために、嬉ハウスとして今回のイベントを立ち上げました。
ちょうど金胎寺山の登山口で、石川河川敷(右側)の方に曲がりました。嬉ハウスさんでは子どもたちと山の活動として里山に遊びに行くような活動を行なっていて、最近親子で金胎寺山に上ったとのこと。
子どもたちが楽しそうに自由に動き回っています。こういう自由活発に動ける子どもたちのための活動というのはとても大事なことなんだろうなと思いました。内河さんによれば、母子の小さな活動として「嬉ハウス」をやっていましたが、もっと皆がつながって子育てや楽しく生きられたら良いなということで、今回のロハスイベント嬉々日和をすることになったのです。
石川の河川敷に出てきました。かかしフェスティバルの会場より少し南側(上流)附近です。
そして、富田林を中心に出店者が集まりましたが、誰でも良いというわけではなく、あくまで嬉ハウスのメンバーが、今回のイベントの趣旨を理解してくれる、趣旨に合っていると判断したところにあげなさんが声をかけているとのこと。
「自分たちの活動もですが、それ以上にみんなにもっと素敵なお店を知ってほしい」という想いが嬉ハウスのメンバーにあります。
また今回のイベントでの音楽についてもこだわりがあるそうで、あげなさん自身がひとり目の子育て中に思わず涙をうかべたというONIさんを今回の音楽会にぜひ来てほしいと呼んだそうです。
それに加えてアフリカンで会場が大盛り上がりする米市kassaさん、そしてお客さんも出演者も関係なく「皆で作る音楽の即興集団」秘密結社ポータルめしべさんによる素敵なライブが行われるのです。
稲刈りは終わった嬉の田園地帯ですが、切株から稲が顔を出して小さな稲穂を実らせる「稲孫(ひこばえ)」と呼ばれる緑色の目が広がっていました。
葉大根の畑は最上流地点にあるとのこと。あぜ道をてくてくと歩きます。
内河さんによれば、ここは最近大水がでたために河川敷が大きくえぐられたとのこと。
さて、内河さん一行が向かった先は特定非営利活動法人 富田林 自然農法 根っ子の会さん(外部リンク)で、富田林ブランドの自然農法米「嬉さん」の栽培を行っている団体です。
根っこの会は、元々自然農法を始めた主婦を中心としたグループでした。富田林市の依頼で20kg分の大根を給食センターに納品した実績もあります。自然農法ということで、遠く大阪市内や芦屋と言ったところから見学に来る方が後を絶たないとのこと。
ただ今年は、多くの作物がイノシシの被害に遭ったということだったのですが、何故か大根には手を出さなかったそうです。そのようなこともあり、葉大根の収穫に子どもたちが参加できたわけですね。
葉大根の収穫の前に、子どもたちは「まずは腹ごしらえ」とばかりにお弁当をを開けていました。楽しそうな時間ですね。
このように子どもに自然の機会を与える子育てを頑張る嬉ハウスさん。今回の嬉々日和(ききびより)の主催者ですが、後援が富田林市です。実は富田林元気なまちづくりモデル事業(外部リンク)を確認するとわかるのですが、これは地域で活動する市民の自主的、自発的な取組みを支援するもので、事業内容によって補助金が得られるものです。
令和6年度の募集は終了しましたが、おそらく令和7年度も募集があると考えられます。事業内容と言っても企業の営利活動ではなく、富田林を魅力あるまちにするため、市民公益活動のための補助金事業です。
「チャレンジプライド」として画像のようないろんな分野を「事業」として申請を出せば、審査の上補助金が下りるというもの。今回の嬉ハウスさんの場合は、子ども・子育て応援の側面からイベント開催のための補助を申請して補助事業として認められたので、嬉々日和開催につながったのです。
最後にイベント内容を確認しましょう。大きくふたつの内容に分かれています。
- ロハスな出店者さん
- 音楽祭
まずお店の方からです。今回富田林でのイベントなので富田林を中心に知っていただきたいお店や出店者さんに声をかけたとのこと。※@はinstagramのリンク先です。
- もぐの木(アジアご飯)@mogu_noki
- ナカエの服(ダーニングワークショップ)@nakaenofuku
- 米市農園(石窯ピザ)@takahashiyohey
- 虹いろや(草木染め)
- ピンポンパン(天然酵母パン)@pan.pinponpan
- あみりた(仮面ワークショップ)@amirita_kanayo
- モネモネ(身体に優しいおやつ)@monemoneoyatsu
- ぷっちょ(フェイスペイント)@pucchohenz
- 下河内糀屋(手作り味噌)@shimokawachikoujiya
- さとやまブランド(無農薬野菜販売など)@satoyama.mey
- つむる(コーヒーと焼き菓子)@tsumurucoffee
- 鉄みっちゃん(甘南備米)@natsu_____kii
- 暮らしと手仕事の店日ヨリ(雑貨)@house.garden
- まちのスクール かわちラボ @machilab_school
- 食堂あうりんこ(お弁当とスープ)@kaorumucun
- 森と畑のようちえんいろは親子クラス(手作りワークショップ)@oyako_iroha_
このなかで食堂あうりんこさんは、事前予約を優先としてお弁当(1000円)を提供とのこと。予約は嬉ハウスさんまでお願いします。また親子も安心子育て相談ブース、お子さん預かりブースとして 産前産後ケアサポートかむろみさん(@kammromi_support)が出店します。
音楽祭については先ほどふれたとおり、次のアーティストが登場します。
- ONI(あふりらんぽ)ギターと唄
- 米市Kassa!! アフリカンバンド
- 秘密結社ポータルめしべ 自由参加型のライブ
会場は錦織公園の水辺の里で、公園の北入口の近くにあります。駐車場(北臨時駐車場)や駐輪場もすぐ近くにあるので、気軽に行けますね。
公共交通なら寺池台3丁目バス停から徒歩12分程度です。南海金剛駅から金剛団地線の寺池・高辺台回りのバスに乗ります。寺池台3丁目から水辺の里までは上記地図を参考にしてください。
水辺の広場には画像のような遊具が並んでいるスポットです。画像は平日のお昼ですが、遊具で遊んでいるお子様の姿がありました。
休日になればこちらの滑り台も子どもたちに大人気ですね。普段からファミリーが集まる賑やかな場所で行なうイベントなので、当日の天候が問題なければ成功は間違いないでしょう。
というわけでもっと多くの人とのつながりのために行われる錦織公園のイベント、健康的なロハス体験に時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。
嬉は大化の改新のころからあるほど古い歴史のある場所ですが、令和の現在、あげなさんを中心とした「嬉ハウス」の活動が、次世代につなげるための新しい嬉の歴史として動き出しているわけです。
錦織公園水辺の広場(嬉々日和)
住所:大阪府富田林市錦織1560
開催日時:12月15日 10:00~15:00
アクセス:南海金剛駅からバス 寺池台3丁目バス停から徒歩12分
instagram(嬉ハウス)
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