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【高野町(高野山エリア)】大阪の名店が高野山でも開店! 色んな人に「かす」の美味しさを知って欲しい

田中寛人地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

宗教の町の高野山でお肉系のお店がオープン?と気になったので、4/29にオープンされた「かすうどんの河内屋 高野山支店」さんに伺ってきました。

高野山育ちの店長がUターンで帰ってこられて、かすうどん専門店を開店。

※「かす」とは、
正式名油かす。牛の腸を油で揚げて水分を飛ばしたもの。栄養学的には脂質は適度に抜けコラーゲンが豊富。乾燥状態ではかなり固いが、煮込むと非常にやわらかくなる。(Wikipediaより引用)。

2000年に初めてかすうどんを食べて、かすの美味しさに感動した店長が、もっとかすの美味しさを知ってもらいたいと2008年に大阪にかすうどんのお店をオープン。そして今年、ふるさとの高野山でも支店を出されました。

かすを愛する店長です
かすを愛する店長です

店内はふんだんに木を使った内装
店内はふんだんに木を使った内装

こだわりポイントは当然「かす」!

じっくりと低温で揚げる昔ながらの国産和牛の油かすを扱っている職人から仕入れ、その香ばしさと旨味の凝縮されたかすに、出汁とうどんを合わせているとのこと。

店長のオススメは
 ・かすうどん
 ・かすはりうどん(+水菜のシャキシャキ感)
 ・塩はりうどん(+水菜+豚肉。塩ダレ使用)

今回、筆者は他のところでかすうどんは食べたことがあったので、ちょっと気になる「塩はりうどん」を頂きました。

塩はりうどん
塩はりうどん

レンゲの中の左側がかす、右側が豚肉です
レンゲの中の左側がかす、右側が豚肉です

もはや水面下の見えないくらいの水菜の山の下に、お肉とうどんが隠れています。
ゆずの香り高いあっさり系のスープも頂きながら、水菜の食感、かすの食感や甘さを堪能。
麺はツルっとしたのどごしの良い麺でした。
お肉の脂身とは異なるコクや甘さを感じるものの、全然くどくなくて美味しかったです。

たまたま大阪から来られていたお客さんは、かすカレーうどんを食べながら絶賛されていました。
そちらも気になるところです。

高野山では精進料理のイメージが強いと思いますが、観光客の多様化を受けて今はお肉系のメニューを出すお店も増えています。お肉系を食べたくなったら是非こちらに足を運んでみてください。

※営業時間中は外がまだ明るいので気付きづらいのですが、お店入口上部の窓は、某機動戦士の水陸両用モビルスーツをオマージュしたモノアイ仕様になっております。
『こいつ…動くぞ!』
も良ければチェックしてみてください。
※店舗前を車移動してしまうと一瞬しか見えません。

モノアイ仕様で動きます!
モノアイ仕様で動きます!

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「かすうどんの河内屋 高野山支店」

4/29オープン
営業時間:10時半~15時 
定休日:不定休
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山515
電話番号:0736-26-8196

地域のあしもとマイスター(橋本/高野/かつらぎ/九度山)

和歌山県高野町在住。現場のフィールドワークを通してその土地ならではの地域資源を掘り起こし、地域づくりにつながる高付加価値商品開発や体験プログラムの企画造成支援や実践を行っています。そのスキルも活かして皆さまのまだ見ぬ和歌山県をお届けしていきたいと思っています。民俗学と発酵と和の薬草と昆虫食と染色のイベントもしています。社会教育士 (橋本市/高野町/かつらぎ町/九度山町 担当)

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