こんにちは！ふらっと訪れた場所で他愛もない話をするのが好きな、ライターのハシモトモエコです。

大分市花高松に、とても気さくなマスターが営業するコーヒー豆販売店【Create Coffee Lab（クリエイトコーヒーラボ）】があると聞いて行ってきました！

自分の好みと、コーヒーについて知る

花高松の新鮮市場の隣に、ぽつんと佇む黒い外装の住宅。その軒先に、【Create Coffee Lab】はあります。

私が伺ったときには先客がいらしたので、順番待ちをしようと立っていると、「これどうぞ」とすかさず水出しコーヒーの試飲をくださった、マスターの椎原さん。

戸惑いながらも一口。さっぱりとして飲みやすく、しっかりとコクの感じられる味。水出しは自宅でもよくやるのですが、なかなかうまくいかないので、挨拶もそこそこに思わずコツを聞いてみました。

「パックはつけっぱなしでいいんですか？」「一定時間経ったら取り出したほうがいいですよ、細かな粉が出ますから。そういう味わいがお好きな方もいますけどね」

「へぇ〜」と、居合わせた方とうなずく私。

「どこからいらしたんですか？」「今日、新鮮市場休みだったでしょ」

とどんどん話しかけてくださる椎原さん。そして次から次へと試飲が出てきます。

「こっちはインドネシア産。こっちはブラジル産、飲みやすいでしょ」

コーヒーは好きだけれども、全然詳しくない私でも、説明してもらいながら飲み比べすると、味や香りの違いがわかってきて面白い。

自分に好みがあることも認識しながら、小さな軒先で、他愛もない話をしながらいつの間にか盛り上がる初対面の3人。なんだかすごい所に来たな、と1人でしみじみと感じました。

抽出技術日本一！凄腕バリスタ

そんなマスターの椎原さん、さまざまな抽出器具を使ってコーヒーの抽出技術を競う「コーヒーブルーイングトーナメントジャパン2023」で優勝した凄腕バリスタなんです（椎原さんはハンドドリップで挑戦）。

しかもルワンダでJICA(国際協力機構)の海外協力隊員として、コーヒー豆の栽培支援活動をしていたこともあるとか。

コーヒー豆の生産現場を生で見て、一緒に生活してきたからこそ、豆本来の良さを最大限に引き出し、おいしさを人々に伝えることができているんだろうなと感じました。

すでにコーヒーカップ一杯分は飲み終わったのに、「え、まだまだですよね」とお茶目に言いながら、新たな試飲を淹れてくださる椎原さん。

自宅でのドリップ方法も丁寧に教えてくれるので、「コーヒーあんまりわからないな」って方も、自分の豆の好みを知りながら、淹れ方も教わってみるといいですよ。

朝に飲みたいオリジナルブレンドと、おやつなコーヒー豆

色々とお話ししながら、私はお店の名前がついている『クリエイトブレンド（150g1200円）』と、大好きな『コーヒー豆チョコレート（400円）』があると聞いてホワイトチョコ味を購入。

訪れる新たなお客さんと、まだまだ盛り上がりそうな気配を感じながら、その場を後にしました。

さっそく自宅で淹れた『クリエイトブレンド』のコーヒー。ふわっと薫る、これぞコーヒー！な苦みと、うっすら感じる酸味。スッキリと飲めるので、毎朝のお供に決定しました。

『コーヒー豆チョコレート』は、エチオピア産のコーヒー豆を使用。ホワイトチョコレートの甘さの後、しっかりしたコーヒーの苦みがガツン！ときます。これまたコーヒーに合うな〜！

コーヒー好きな方へのプレゼントにも喜ばれそうです。

コーヒーで人を「つなげる」のが得意なマスター

とっても気さくなマスターの椎原さん。焙煎技術や抽出技術もさることながら、あっという間に人と人のつながりもつくっちゃう、天才的な話し上手でもあります。

お近くにお越しの際は、ぜひ一度お店を覗いてみてくださいね。