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『緊急事態宣言』で外出自粛を要請 ウチのワンコの散歩はどうなる?

石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
(写真:アフロ)

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。SNS上では、#家にいよう#StayHome #ステイホームなどの言葉が飛び交っています。外出自粛の中、ワンコの散歩はどうしたらいいのでしょうか?

もちろん不要不急な外出を避けて、「家にいる」が大切です。しかし、家族の一員であるワンコは、散歩が必要な子が多いですね。その場合は、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」3密を避けながら、なるべく短時間で散歩をすませてくださいね。以下の点に気をつけてください。

・人があまりいない時間に散歩する。

・人がいないところで散歩する(人混みは避ける)。

・散歩中は、飼い主はマスクをする。

・散歩中、人にあっても話はあまりしない。他人との距離(ソーシャルディスタンス)を2m程度に保ちましょう。

・飼い主同士の井戸端会議は密接を作るのでやめてくださいね。

・人やワンコがいれば、ドックランは避ける。

・散歩なので、ワンコの排泄物の処理は、衛生的に行いましょう。もちろん、ウンチなどは、持って帰ります。

帰宅後は

・帰宅したら、飼い主は、しっかり手洗いをする。

・とくに、不特定多数の人が触れるところに触った後は念入りに消毒をしましょう。

・念のために、家に入るときは、ワンコの被毛の除菌シートで拭く(目や口や耳などを拭かないように気をつけてくださいね)。

・前足、後足を拭く。

散歩時間を短くする方法と注意点

・室内で、ボール遊びができる子はする(事故のないように配慮する)。

・散歩時間が不足して、ストレスがたまると、必要以上に毛づくろいする子や、爪を舐める子がいるので、よく観察する。

・ワンコにストレスがたまると下痢や嘔吐や食欲不振などの症状が出やすいので、その点も観察してくださいね。

まとめ

外出自粛が続くと気分転換に、散歩をしたくなりますね。そのときもやはり、3密のことを自分で、考えながらしましょう。「新型コロナウイルスの感染拡大が収束する行動とは」を考えながらすることは大切ですね。その上で、ワンコと快適に散歩しましょう。

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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