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【横浜市】水源を訪ねて津久井湖で高原気分!横浜市の「飲水思源フォトコンテスト」9/30まで開催中

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

蛇口をひねれば水が出る。日常の風景だが、その先には整備された上下水道があり、水源がある。そんな水源を思うフォトコンテストを横浜市が開催している。

横浜市は市外に5つの水源地を保有しており、そのいずれかを撮った写真を応募する。水源?湖?爽やかそうじゃないか!水源地の一つ、津久井湖(相模原市)を訪ねた。

水源地を撮る!横浜市の「飲水思源フォトコンテスト」9月30日まで インスタグラムなどで応募

横浜市では、5つの水源地を相模湖・津久井湖・丹沢湖・宮ヶ瀬湖・道志川に保有している。9月30日まで開催されているのは、このいずれかの写真を応募する「飲水思源(いんすいしげん)フォトコンテスト」。インスタグラムを通じての応募も可能だ。審査を経て、今年11月には入賞作品が発表される予定。

応募期間:2023年8月1日(火)~9月30日(土)
対象作品:横浜の5つの水源地(相模湖・津久井湖・丹沢湖・宮ヶ瀬湖・道志川)のいずれかが映った写真
応募方法:① 横浜市水道局公式インスタグラムをフォローし、 次の2つの#(ハッシュタグ)をつけて投稿:「#飲水思源フォトコンテスト」「#〇〇湖」(撮影した水源地名)②「横浜市電子申請システム」から応募
表彰:最優秀賞(1点)JCBギフトカード5万円分、協賛企業賞(4点)JCBギフトカード3万円分、佳作(10点)水源地の特産品2,000円相当、参加賞(抽選で10名)QUOカード1,000円分 

県央の湖や河川から、西谷浄水場(横浜市保土ケ谷区、相模湖系統)、小雀浄水場(横浜市戸塚区、津久井湖水源の馬入川系統)といった浄水場に水が送られ、生活用水となっている。神奈川県の地理を知るよい機会にもなりそうだ。

横浜市の水源(横浜市ホームページ)
横浜市の水源(横浜市ホームページ)

真夏の津久井湖へ 水と緑と歴史に触れる時間 

公共交通機関で津久井湖へ。まず向かうは橋本駅。

橋本駅からは、バスに乗ること20分。路線バスで市街地を走ってから間もなく、湖が現れた。バスの車窓から。湖だー!

バス停の「津久井湖観光センター前」で下車。散策マップを眺めて、一気に観光気分に。

第一印象は「山奥すぎないのに本格的な湖!」。湖の目の前にバス停があり、駐車場も整備されている。

猛暑の中でも、この風景に身をおくと、涼やかな気持ちになれる。緑と青、そして白い雲の世界。

色づく前のモミジの中に、秋の気配を探してみたり。赤く見えるのは種子。

この津久井湖、昭和40(1965)年に完成した「城山ダム」によって人工的に造られた湖。

ダムと湖が造られる以前は、この土地にも人々の暮らしがあった。全285世帯がダム建設によって水没したという。

近くにはダムと湖の歴史を学べる「津久井湖記念館」がある。入館無料。素朴な展示内容だが、城山ダム建設当時のことや、水没した集落の歴史について解説されている。

湖の南側にあるのが「津久井湖城山公園」。戦国時代の山城・津久井城跡のある県立公園だ。

登山道が整備されており、ウォーキングをする人も少なくない。樹木・草花の宝庫でもあり、普段なかなか目にできない植物を楽しめた。

キツネノカミソリ
キツネノカミソリ

ミズタマソウ
ミズタマソウ

津久井湖観光センターは、地元農家の野菜直売所でもある。朝採れのナスを前に、これを連れて帰らないわけにはいかなかった。水源を訪ねて、野菜を背負って帰る…。

広々とした湖を見たくて訪れた津久井湖。ダムに城山公園、記念館に直売所と、手軽でありながら盛り沢山の一日となった。

<関連情報>
◆飲水思源フォトコンテスト(横浜市ホームページ
応募期間:2023年8月1日(火)~9月30日(土)
◆津久井湖・神奈川県立津久井湖城山公園
住所:相模原市緑区太井1274-2(津久井湖観光センター)、相模原市緑区根小屋162(城山公園)など
アクセス:橋本駅(JR横浜線・相模線、京王線)から神奈中バスで「津久井湖観光センター前」または「城山高校前」下車。
津久井湖城山公園(神奈川県公園協会ホームページ

※参考サイト:横浜市の水源(横浜市ホームページ)、城山ダム(神奈川県ホームページ

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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