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台風21号 瓦が吹き飛ぶ瞬間、停電発生で困惑、新幹線足止めで車内に缶詰 現場から寄せられる映像が語る

堀潤ジャーナリスト
大阪・豊中市内のマンションでは屋根の一部が強風に煽られている(住民提供写真)

強い勢力を保ったまま四国に上陸した台風21号。

関西や東海地方に住む人たちから投稿型ニュースサイト「8bitNews」に次々と映像が寄せられています。

投稿してくれた住民の皆さんの中には予想以上に雨風が強いことに危機感を抱き、多くの人たちに身の安全の確保に務めて欲しいと呼びかけを続けている人もいます。

わたしも現在、東京から大阪に向かう東海道新幹線の車内でこの記事を書いています。きょう正午過ぎに強い風の影響で運転が続けられないとして、JR米原駅で停車。車内アナウンスによるとJR米原駅付近では1時間に風速30mを超える風が断続的に吹いているということです。

午後3時現在、雨が強まり、雷も続いています。JR東海によると、線路など複数箇所で台風の影響による「飛来物」が確認されたものの、強い風のため現場に職員を派遣することができず運転再開の目処が立たないとのこと。影響はしばらく続きそうです。

午後3時現在、8bitNewsには大阪市、豊中市、寝屋川市、名古屋市の住民の皆さんなどから停電や強風で瓦などが吹き飛ぶ瞬間の様子を記録した映像が投稿されています。

午後2時頃、大阪市内の様子です。雨風が強まり、建物の看板などが風に煽られ吹き飛びそうに。危険な状態が続いています。

午後2時半ごろ、寝屋川市や豊中市内の様子です。

映像を撮影した住人の女性は「もう家が揺れるくらいの暴風でした。自分の家の屋根から瓦が降ってきたのをみたので、これはヤバイと思いました!うちはまだ頑丈な家だと思うので、近所のお家など被害が出ていないか心配です」と語っています。

また、同時間帯に映像を寄せて下さった豊中市に住む女性は「停電になりました。タブレットでニュースは見られるのでまだ安心ですが、今後が不安です。近くのマンションの屋根瓦が飛んで、我が家にもどこからかトタン屋根が飛んできました。避難の準備は完了しています。」

と、被害が拡大しないことを願うと共に、いつでも避難ができるよう準備を進めていることを伝えてくれました。

さらに、名古屋市の女性からは正午以降夕方になるに連れ、予想以上に雨風が強まっていることに不安を感じています。身の安全を確保するよう、早めの対応を呼びかけています。

ジャーナリスト

NPO法人8bitNews代表理事/株式会社GARDEN代表。2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター。2012年、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校で客員研究員。2013年、NHKを退局しNPO法人「8bitNews」代表に。2021年、株式会社「わたしをことばにする研究所」設立。現在、TOKYO MX「堀潤LIVE Junction」キャスター、ABEMA「AbemaPrime」コメンテーター。2019年4月より早稲田大学グローバル科学知融合研究所招聘研究員。2020年3月映画「わたしは分断を許さない」公開。

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