【目黒区】中目黒「廣尾瓢月堂」の新作、黒トリュフ薫るビーティービーサブレってどんな味?
手土産やお取り寄せスイーツで大人気、中目黒にある創作菓子店「廣尾瓢月堂(ひろおひょうげつどう)」から、黒トリュフの薫りを楽しむサブレ「B.T.B.SABLE(ビーティービーサブレ)」が2022年1月7日(金)に発売されました!
2016年「婦人画報」お取り寄せ年間ランキング1位に選ばれたのを皮切りに、「接待の手土産 セレクション2018」特選、「婦人画報のお取り寄せアワード」大賞など、数々の受賞歴がある看板商品「六瓢息災」でおなじみの廣尾瓢月堂。
今回発売された「B.T.B.SABLE(ビーティービーサブレ)」はお酒にも合うスイーツとのこと。のん兵衛としてはチェックせずにはいられません。さっそく取材してきました!
黒トリュフバターの薫りを楽しむ「B.T.B.SABLE(ビーティービーサブレ)」は大人気、すでに品切れ続出
B.T.B.SABLE(ビーティービーサブレ)は「BLACK TRUFFLE BUTTER SABLE」の略。国産バターと黒トリュフオイル、ブイヨンを加えて焼き上げたサブレ生地に、黒トリュフをブレンドしたオリジナルシーズニングパウダーをまとわせた薫り高い一品です。
シャンパンやワイン、ビールに合わせたり、チーズやコンビーフ、オリーブなどを乗せてオードブルとして楽しめる大人のお菓子として開発されたものだそうです。
2月下旬頃に取材でお邪魔した際は、手土産に最適な9枚入りは品切れ中。発売して早くも大反響とのことでした。
私も実際にB.T.B.SABLE(ビーティービーサブレ)3枚入りを入手して、試食してみました。
バターの芳醇な香りとコク、黒トリュフの深く豊かな香りが口の中で広がり、最後は少し甘さも感じられます。お酒にも良く合う風味を追求しながらも、お菓子としての魅力も残したいということで、緻密に設計したバランスなのだそうです。
また、熟練職人が窯の温度を見極めながら、その日の気候などを配慮しつつ、微妙に調整しながら極上の焼き加減を実現しているとのこと。少しカリカリとした歯ごたえで食べ応えがあります。
黒トリュフの風味を引き出すため、焼きたての状態の時に、サブレ表面をトリュフオイルでコーティング。そのひと手間があるからこそ、芳醇な薫りをしっかりとまとわせることができるというわけですね。
お祝い事や縁起ものとしても喜ばれる「廣尾瓢月堂」の看板商品「六瓢息災(むびょうそくさい)」
廣尾瓢月堂は1988年創業、もともとは広尾にお店がありましたが現在の中目黒へ移転。お店の看板商品である「六瓢息災」はおいしさはもちろん、縁起の良さでも人気があります。
ぐるなびの情報サイト、手土産選びのスペシャリストである現役秘書が目利きした「接待の手土産」、「婦人画報のお取り寄せ」でも長く愛され続けており、ロングセラーを続けているお菓子です。
「六瓢息災」というお菓子の名前に使われている「六瓢」は、瓢箪が6つ揃った「六瓢箪」を意味し、無病(六瓢)息災のお守りになるとされてきました。
末広がりの形をした「瓢箪(ひょうたん)」は、日本古来から縁起物として愛されてきた歴史があります。日本初の正史といわれる「日本書紀」にも登場し、作物の種入れとして使われていたそうです。
「瓢箪の中に入れた種は必ず芽が出る」といわれ、幸福や成功のチャンスが巡ってくるという意味も。「瓢箪から駒(意外なところから意外なものが出る、冗談半分のことが実現してしまうことの例え)」)ということばもありますよね。
また、瓢箪は魔除け(邪気を吸い、くびれたフォルムで逃がさない)、必勝祈願・立身出世のお守り(豊臣秀吉の馬印である千成瓢箪など)、健康や幸福のシンボルでもあります。
廣尾瓢月堂の「六瓢息災」はまさに縁起の良いネーミング。お祝いの席や差し入れ、手土産、長寿のお祝いにもぴったりな商品というわけですね。
「廣尾瓢月堂」のお菓子職人がこだわり抜いて手作りする「六瓢息災(むびょうそくさい)」
廣尾瓢月堂「六瓢息災」のパッケージには、内閣総理大臣賞などの受賞歴がある俳画家・藪本積穂(やぶもとせきほ)氏が描いた6つの瓢箪の墨絵イラストが使われています。
大事なお客様へのご贈答やおめでたい席でのお土産など、改まった席にもふさわしい風格を感じさせるところも、「接待の手土産」で評価されているポイントのひとつ。
「六瓢息災」は「プレーン」「ショコラ」「無花果(いちじく)」の3種類の味があります。
廣尾瓢月堂は中目黒以外にも、新幹線が停まる東京駅、品川駅、新横浜駅、そして羽田空港にもお店があります。これまで「無花果」味が店頭で購入できるのは中目黒店のみでした。
しかし、2022年3月10日(木)に羽田空港第1ターミナル2階にも新店舗がオープンし、こちらでも「無花果」味が購入できるようになりました。お客様からの要望が多かったそうなので、嬉しいお知らせですね。
これまで「無花果」味が限られたお店でしか販売できなかった理由は、一つひとつ職人による手作りのため、材料の入手や仕込み、製造のコントロールが難しかった、ということです。
フィリングとそれを挟むビスキュイも、すべての工程を手作業で行い、素材選びから完成まで職人の徹底したこだわりが貫かれている「六瓢息災」。1日に製造できる数にどうしても限りがあります。
「六瓢息災」で使われているビスキュイ表面には格子模様がついていますが、これも職人がフォークで描いているそう!
ビスキュイ生地にフィリングを乗せて粗焼きした後、ビスキュイ生地を重ねて模様を描いた後、さらに2度焼き。焼き上がったお菓子は3センチメートル角のキューブ型に、手でカットして仕上げています。
お茶請けとしてお客様にお出ししても重すぎず、重厚な存在感がありながら、程よい甘さでティータイムを華やかに彩る。実に考え抜かれた「和にも洋にも合う」絶妙なお菓子といえそうです。
「廣尾瓢月堂」の「六瓢息災(むびょうそくさい)」のおいしさは噂通り!
「六瓢息災」のゴールド色のパッケージ、プレーン味をまずは試食してみました。粗く刻んだ生姜フィリングが見えます。
一口食べると、すぐに生姜の香りと風味、ピリッとした刺激が広がるとともに上品な甘さが感じられます。これは生姜好きにはたまらないおいしさ!
プレーン味とショコラ味に使われているフィリングは、毎年収穫した国産新生姜を一つひとつ手で皮を剥き、特製の蜜に漬け込んだものを使用。甘みがしっかり染みた1年熟成のものと、辛味が残った数か月のものをミックスし、香りと味わいに変化をつけているそうです。
特に生姜のスパイシーさが際立つプレーンは、くるみやカシューナッツ、アーモンドを合わせたザクザクとした歯ごたえも楽しめる一品でした。
続いて「六瓢息災」のシルバー色のパッケージ、ショコラ味を試食。
ショコラはプレーンと同じフィリングを、チョコレート味のビスキュイ生地でサンドしており、ビターチョコレートと生姜のハーモニーが楽しめました。若い世代にはこちらが人気のようです。
そして3つ目はピンク色のパッケージ、無花果味です。ラム酒を利かせたシロップに漬け込んだドライイチジクに、数種類のドライフルーツ(レーズン、杏、りんご、パイナップル、クランベリー、レモン、オレンジなど)を合わせ、プレーン味のビスキュイでサンドしています。
少しねっとりとした食感とイチジクのつぶつぶ感がたまらない一品。サクッと焼き上がっているビスキュイとの組み合わせは絶妙です。
きちんと甘さを感じるのですが、最後はすーっとなくなり、何個でも食べられてしまいそうで怖い。ダイエット中の方は要注意です。
お茶でもコーヒーでもマッチする味わい。実際にお土産に頂いたら争奪戦間違いなしですね。
「廣尾瓢月堂」中目黒店ではおこわも販売、店内で蒸しあげています
廣尾瓢月堂の中目黒店では、店内におこわを蒸す厨房を併設。おこわも「接待の手土産」で2021年に入選している実力派です。
「蒸籠おこわ」は厳選した国産もち米を、季節ごとに2種類ブレンドし、具材にも徹底してこだわったギフト商品。取材時は冬限定の帆立、車海老、牡蠣が発売中でしたが、春は「松阪牛」「吹き寄せ」「湯葉」の3種類が登場しています。
また、一口で食べられるミニサイズのおこわもあり、ちょっとしたお茶請けやご年配の方のお食事にも好評なのだとか。いろんな味を一口ずつ食べたいという場合にもぴったりですね。
冷凍して保存可能、食べる時にレンジでチンするだけ。保存がきくので、地方発送やギフトにも最適です。
「六瓢息災」にしても、新作の「B.T.B.SABLE」にしても、コロナ禍で安心してシェアできる個包装であり、日持ちがする点でも手土産に人気があるのもうなずけます。出張や帰省の際に、さっと購入できるのも便利ですね。
もちろん自宅用に贅沢なティータイムやアペリティフにもぴったり。おうち時間を豊かにしてくれること間違いなしです。
廣尾瓢月堂のお菓子は通販でもお取り寄せ可能。店頭では1つから購入できますので、まずは味見してみたいという場合に嬉しいですね。
ぜひ、東京・目黒土産にいかがですか?
■取材協力
廣尾瓢月堂
【店舗概要】
廣尾瓢月堂 中目黒店
営業時間:10時~19時
住所:東京都目黒区上目黒1-19-5
問合せ先:03-6303-2731