【姫路市】古に心を寄せて、人を繋ぐ書店と酒店。思いがけない本との出合い、秘密基地のような地下で角飲み
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明治初期創業の金物店をリノベーションした姫路市網干区新在家の「鍛冶六」。今年4月に先だってオープンしていたパン舗に続いて、書店と酒店も開店しています。再生から約半年、人と人との繋がりが次々に生まれている同店へ再び。
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外観にもちょっとした変化がありました。
![4月、パン舗のオープン日](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00620411/internal_1698491146155.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![オープンから約半年後](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00620411/internal_1698491189758.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
パン舗は変わらず月に4回ほど営業し、好評。
![2階から見た1階。パン舗と書店](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00620411/internal_1698491231595.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
書店はシェア型で、棚の1区画を借りた「棚子」がそのスペースに自分の蔵書などを並べる形です。現在、28ある棚の8割は埋まっていますが、棚子はまだ募集中。本は持参しても郵送しても可能とのこと。
![棚は1区画(40cm×60cm)月1650円。利用期間は最低3カ月](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00620411/internal_1698491264707.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「本が多くなりすぎて家に置けなくなった。でも捨てられない」という人は、利用する価値あり。自分が納得のいく値段を付けて、その本を探していたり興味を持ったりした相手へ届けられるのが魅力ですよね。来店者からは「一般書店では見つからなかった好きな作家の初期の作品が!」とか「この値段でええの?」とか喜びの声が上がっているそう。
棚子になると鍛冶六で自由に過ごせるという特典も。取材日にはちょうどパソコンに向かって仕事をする棚子さんの姿がありました。
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書店の構想は、鍛冶六店主の濱田大規さんが知人から1万冊の本を寄贈されたことがきっかけです。その1万冊の一部も店内に。
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電子書籍やオーディオブックを楽しむ機会が増えていますが、この場所だと紙の書籍がしっくりきます。
角打ちスペースで昼から角飲み
階段を下りると地下の酒店。金物店の地下室跡が角打ちスペースです。
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下駄を履いて準備万端整いました。
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約5坪の地下空間は秘密基地のよう。平日に昼飲みしたい。居合わせた人とも会話が弾みコミュニティーが広がりそうだわ。「あて」は缶詰や乾き物です。
![角打ちスペース](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00620411/internal_1698491466546.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
地元、網干区の本田商店の龍力 「特別純米酒 オイスター」と「純米吟醸 神龍錦」が目に留まりました。伝説の米「神力」を使用。「オイスター」は播磨灘産のカキに合うよう酸味が感じられ、「神龍錦」は神力と山田錦を掛け合わせた未知の味わいです。
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佐賀県からは小松酒造をはじめとする五つの酒蔵の日本酒や東京の八丈島で造られた焼酎「情け嶋」、ご当地姫路のブルワリーのビールなども。飲もう飲もう!
自分用やギフト用としても購入できます。
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やっぱりお酒関連の本が。
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近くには姫路市都市景観重要建築物の第1号に指定されている山本家住宅、市内最古級の320年前に建てられた蔵を改装したカフェ、築90年の洋品店をリノベーションしたインテリアショップも。千姫が姫路市内でまちあるきの提案をしたいエリアです。
鍛冶六書店 / 鍛冶六酒店
住所:兵庫県姫路市網干区新在家644 ※山陽電車「山陽網干」駅から徒歩約10分
電話番号:079-280-4347
営業時間:10:00~19:00
不定休 ※インスタグラムで確認を
駐車場:あり
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