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バンダイナムコ「リアルグッズの制作はダメ」。カタログIPオープン化の詳細を発表

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
オープン化対象の17タイトル

4月13日に『バンダイナムコエンターテインメント 公式チャンネル』にて放送された番組内で、“カタログIPオープン化プロジェクト”の追加情報が発表されました。

ドグ、フジ、せら出演!ネオゲーム喫茶876を開店せよ! - 2015/04/13 20:00開始 - ニコニコ生放送

カタログIPオープン化プロジェクトとは、バンダイナムコゲームスのカタログIPを、簡易的な企画審査のみでスマートフォンアプリやブラウザゲームなどのデジタルコンテンツで利用できるようにするコンテンツ提供プロジェクトです。

もうご存知の人も多いと思いますが、今回のプロジェクトでオープン化対象となっているタイトルは次の17本になります。

オープン化対象タイトル

・パックマン

・ギャラクシアン

・ゼビウス

・マッピー

・ギャラガ

・ワルキューレの冒険

・ドルアーガの塔

・源平討魔伝

・妖怪道中記

・ディグダグ

・ドラゴンバスター

・スターラスター

・ワンダーモモ

・スカイキッド

・バトルシティ

・ワギャンランド

・バベルの塔

番組内では、このオープン化について「できるようになること」と「できないこと」の説明が行われました。

オープン化でできるようになること

アプリやゲームを出せるように
アプリやゲームを出せるように

できるようになることとしては、個人のクリエイターはオープン化したタイトルを扱った動画をニコニコ動画に投稿できます(ただし現在はどこまで公開できるかを調整中)。

また、事務局に公認クリエイターとして登録すると、スマートフォンアプリやPCブラウザゲームが簡易的な企画審査のみで公開できるようになります。法人も登録すれば同様になるとのことです。

具体的な投稿方法や登録方法の詳細については、4月下旬のニコニコ超会議あたりでの発表が予定されています。

オープン化でできないこと

リアルグッズの制作と国外利用はNG
リアルグッズの制作と国外利用はNG

では、どんなことができないのか?

基本的には2つで、リアルグッズの制作と日本国外での利用です。

Tシャツやスマホケースなど、「モノ」にして販売することはできません。ただし、「リアルグッズを制作している動画」に関してはOKになるよう調整中とのことです。

また、コンテンツの配信や利用範囲も、法律などの関係でまずは日本国内のみに絞るとのことです。

プロジェクトは4月下旬から開始予定ですので、これからどんなアプリやゲームが世に出てくるのか今から楽しみですね。個人的にはワギャンのしりとりの復活をですね・・・「うみのみちしるべ」だって?!

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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