ドンキのクーラーは29480円!持ち運べるスポットエアクーラーの実力とは!?
こんにちは。Youtube中心に動画投稿をしている「とも」です。
最近ジリジリと暑くなって30度近くまで気温が高くなる日も出てきましたね。
今年はダブル高気圧の影響で全国的に平年より高めになるとのことで暑い夏になりそうです。
そんな暑い夏でも在宅勤務をする方多いのでは無いでしょうか。
そして、夏の在宅勤務で必要不可欠なのがクーラー!ゴールデンウィークを超えた辺りから各家電量販店でもバンバン注文が入り、いざ購入しても工事まで数週間かかる。なんてこともありますよね。
そして、すべての部屋につける必要は無いけどたまに欲しい。なんて時に役に立つのが「スポットクーラー」
2020年頃に急に注目され始め、2020年にはダイキン、アイリスオーヤマ、今年は山善、ドン・キホーテと新規参入が相次いでおり、夏の新たな家電としてその勢いを増しております。
その中で最近ドン・キホーテさんからスポットエアクーラーが発売されましたのでそちらを紹介していきたいと思います。
29480円と低価格ながら充実の装備
まずは、本体以外の付属品です。
リモコン、排気ダクト・ダクトエンド・ダクトノズル、ダクトパネル、ダクトパネル固定用ネジセット、ドレンホース
と、いった具合で、付属品で本体から排熱するのに必要なダクト関連の備品が一通りついて来ます。
特に、これ以外で何かを買い足す必要はありません。
ドンキ得意の情熱価格という事で3万円を切る価格帯でこれだけの付属品というのはスゴイの一言です。
クーラーと名がつくのである程度のサイズ感
人と比べるとこのような感じです。
下記の通り、ある程度しっかりしたサイズ感になっています。
重さはありますが底面にはキャスターがついているので平地であればコロコロと転がしていけます。
幅:31.6cm
奥行:32cm
高さ:70.3cm
重さ:約20.3kg
前面には、吹出口があります。
風向は上下左右と調整できますが手動です。
背面には、排熱、排水、吸気関連が集中しています。
冷風稼働時は、背面から排熱されるので結構温かいです。
上部には操作パネルがあります。
主な操作は下記の通りです。
モード:送風、冷風、除湿
風量:弱・強
タイマー設定(1-24時間)
温度設定(16-32度)
表示パネルは、「冷風モードは設定温度」「送風、除湿モードは周辺温度」を表示
※除湿は、風量弱固定
※温度設定は冷風のみ
なんと、送風・冷風・除湿の3モードが選べます。
クーラーとしての機能も持ちつつ、除湿機能もあるので梅雨の時期にでも活躍が期待されますね。
ドンキのスポットクーラーのパワーを検証
いざ冷風で稼働させてみました!(周辺温度は27度、冷風の設定は22度)
ファンの回る音と共に冷却も開始!強い風としっかり冷やされた冷風で目の前に置いた温度計はすぐに21度まで下がりました。想像以上の冷却能力です。
排熱を外に逃がす
スポットクーラーは、室外機などが無い代わりにその本体から直接排熱がされます。
基本的には、冷風より排熱の方が勝ってしまいます。そのため、ダクトノズルから熱を外に逃がす必要があります。
写真のように、ダクトパネルを取り付けその穴にダクトノズルを出す必要があります。
完成形はこのようになります。
ただ、特に何かを買い足す必要は無く、付属品で事足ります。(ただ、隙間用のスポンジは必要に応じて購入してくださいね)
スポットクーラーを買う時に絶対に抑えてほしい落とし穴
さて、冷却もできるし、コンセントがあればどこでも使えるとなるとこれ一台で済むじゃない?と思われるかもしれませんが、気をつけてください!
あくまで「スポット」のクーラーです。本来のクーラーであれば外に室外機がありますよね。
そういったものも全て一体型になっているのがスポットクーラーです。
そのままダクトも付けずに使うと「部屋の温度が上昇します」
実際に、そのまま稼働させて「前面の冷風があたる所」と「背面の排熱のあたる所」に簡易温度計を置きました。
冷風だと21度、排熱側は40度近くになります。
そして部屋温度も全体的に稼働前に比べて上がってしまいます。
買う前には要注意!私が思うメリット・デメリットを記載します。
■メリット
・すぐ使える(置くだけなので工事不要、エアコンが壊れたって時にも代役として候補に入るかも)
・どこでも使える(コンセントさえあれば、テラスでBBQなんて時にも使えます)
・運べる(そこそこ重いですが、引っ越しの際にも荷物として普通に入れるだけ)
■デメリット
・そのまま使うと部屋温度が上昇します。
(冷風よりも排熱の空気の方が温かく、吹出口付近以外は温度が上がります)
・音が大きめ(稼働時の音は送風モードでもそこそこします。これを動かしながら涼しくて「静かな」夜は迎えれないかもしれません)
・排水処理を施さないとドレンタンクが満水に。(ノンドレン構造ですが、ドレン水がたまります。一日中つけたいという場合にはしっかりドレンノズルを使って排水処理をしましょう)
このように、良い所もしっかりある反面、悪い部分もあります。
まだまだ、歴史の浅い製品なのでこのドンキのスポットクーラーに限らず、どの製品もほぼ共通している項目だと思います。
夢のような製品に思われがちですが、しっかりメリット・デメリットが存在します。
ただ、どこでも使えるのはとても良い部分ではあるのでどういったシーンに使うか次第かなと思います。
今まで触ったことの無い人は是非店頭で動いているスポットクーラーを見て触ってみてください。
ドンキのスポットクーラーは良かった?
ちなみにこのドンキのクーラーですが、6畳用のクーラー並みのパワーがあると謳っていますが、実際の所、本当に風は強いし冷却もしっかり効いていたのでそのとおりなのかなと個人的には思いました。
ただ、連続稼働(3時間とか4時間とか)した場合にどうなるか、家庭用エアコンと同等なのかは、環境によっても変わりますし、ドレン水の対応などもしないといけないので、人によってそこはマチマチかなと思います。
とはいえ、この3万を切る価格帯でこの性能なので一見の価値はあると思います。
ドンキホーテの家電コーナーにあると思うのでお近くにお立ち寄りの際にはぜひ覗いてみてください。
そして、こちらの製品を動画にもしています。
そちらではもう少し細かく説明していますし、実際にどのくらいの音が出ているのかも確認できますのでお時間のある方はそちらも合わせて見てみてください。