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キャンプを快適に過ごすための虫除け対策

TOUYA化学系研究者

アウトドアでのキャンプは楽しい時間を過ごせる最高のチャンスですが、蚊やブヨ(ブユ)などの虫がその楽しみを損ねることも。そこで、キャンプ中に虫の煩わしさから解放されるための虫除け対策をご紹介します。

虫除けスプレー

最も一般的で効果的な方法は、ディートやイカリジンを含む虫除けスプレーを使用することです。蚊だけでなく、ブヨ(ブユ)やマダニ等にも効果があります。ディートとイカリジンの違いについては、過去の記事「「デング熱」が大流行!?虫除け成分「ディート」と「イカリジン」の違いとは?」をご覧ください。

虫除け効果のある服装

虫に刺されにくい服装は、長袖、長ズボン、帽子、靴下を着用し、肌の露出を最小限に抑えることがポイントです。「インセクトシールド」や「スコーロン」などの虫よけ加工が施されたアウトドアウェアや、風通しの良い虫除けメッシュパーカーもおすすめです。また、蚊や蜂などの虫は暗い色に引き寄せられやすいので、明るい色の服を選ぶと良いでしょう。

水辺からの距離を保つ

静水域は蚊が発生しやすい場所です。テントやタープを川や湖から離れた場所に設営すると、蚊に悩まされることが少なくなります。

テントの虫対策

テントを選ぶ際には、しっかりとした虫除けネットが付いているものを選び、常にファスナーを閉めておくことが大切です。また、テント内に設置するランタンや懐中電灯は、虫が寄りにくいLEDのものを選ぶと良いでしょう。

タープの虫対策

サイドにメッシュが付いたタープは虫除けに効果的です。メッシュを巻き上げられるタイプを選ぶと、昼間はフルオープン、夜間はフルクローズといった使い分けができて便利です。夜間は、タープから少し離れた場所にランタンを設置して虫をおびき寄せ、タープ内ではLEDランタンを使うと良いでしょう。

キャンプサイトの清潔保持

食べ物やゴミは虫の誘引源となるため、食後はすぐに片付け、ゴミ袋の口はしっかり結んでおきましょう。食材や調理器具も清潔に保ち、不用意に虫を引き寄せないようにしましょう。

事前にしっかりと対策を講じて、快適で楽しいキャンプライフをお過ごしください。万が一に備えて、塗り薬も必ず持参しましょう!

化学系研究者

東京工業大学大学院の修士課程を卒業後、化学メーカーの医学系研究者として従事。研究成果がメディアに取り上げられた経験有り。科学やAIを活用したお役立ち情報を書いていきます!

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