【京都市山科区】「つぼ焼き芋京都やましな 善都」がオープン!焼き芋の固定概念が崩れるおいしさです
2022年6月5日、京阪四宮駅からほど近い三条通四ノ宮の交差点の南西に「つぼ焼き芋 京都やましな 善都」がオープンしました!
以前は西野様子見町の農園でつぼ焼き芋をされており、筆者も何度か購入したことがあったのですが春になって見かけなくなっていました。
「秋までお休みされるのかな?」とがっかりしていたところ、Instagramで四ノ宮に新規開店されたと知りうかがってきました。
お店の前には焼き芋のメニューと共に、その日につぼ焼きされているさつま芋の種類が書かれています。
この日はシルクスイートと甘十郎でしたが、他には紅あずまなど5種類以上のさつま芋の中から、その時々で一番おいしい種類のさつま芋をチョイスされています。
こちらの焼き芋の特徴は「つぼ焼き」です。
大きな壺の底に真っ赤に焼けた炭が入っており、さつま芋を空中にぶら下げるように設置して蓋をします。
温められた空気が壺の中で循環して、温風と遠赤外線でじっくりとさつま芋が焼かれていきます。
途中で何度も焼き加減をチェックしながら丁寧に焼き上げたさつま芋は、石焼き芋よりも水分量が多く、とろけるような口当たりに仕上がります。
さつま芋のデンプンはゆっくりと60~70度で加熱することで糖化が進むのですが、石焼きだと熱い石が直接さつま芋に当たってしまうため、加熱が早すぎて水分も飛んでしまいます。
しかし、つぼ焼きだと水分をキープしながらじわじわと加熱するので、蜜が溶け出るほど甘くなり、今までにない焼き芋に仕上がるんです。
カウンターの上にはずらりと焼き芋が並んでいます。
つぼ焼き芋は通常S・M・Lの3種類ありますが、まれにLL(500円)も販売されているので、大きいのが好きな人は「今日はLLサイズあります?」と確認してみるといいですよ。
特筆すべきは、大きさのほかに「常温」・「冷蔵」・「冷凍」の3種類があること。
常温だとペーストのようなのに、冷やすと水羊羹のような弾力が生まれ、冷凍だとアイスクリームのような食感に変化します。
冷凍のものを少し溶かしたくらいが、ジェラートのような滑らかさとさっぱりした甘味が両立していて、夏の食べ方としてはお勧めです。
店内にはイートインのメニューもあり、夏らしいコールドスイーツが並んでいます。
うかがった日は最高気温が30度の暑い日だったので、豆乳お芋パフェを注文しました。
豆乳お芋パフェはアイスの種類を、「ココナッツバニラ」・「ストロベリー」・「抹茶」・「チョコレート」・「バナナ」の5種類から選べます。
こちらが注文した「豆乳お芋パフェ」(小)のココナッツバニラ(350円)です。
つぼ焼き芋のペーストの上にココナッツバニラアイスとホイップクリーム、クラッカーとさつま芋チップスがトッピングされています。
店主こだわりのさつま芋チップスは手作りでフランス産の塩を使っており、パフェに合うように塩味を強めにされています。
さつま芋ペーストの強い甘味・ココナッツバニラのさっぱりとした軽い口当たり・さつま芋チップスの塩気のある香ばしさと、一口ごとに変化に富んでいて食べている間も楽しいです。
こちらは数量限定販売されている、「極やわ干し芋」です。
干し芋と言っても口の中で舌でつぶせるほどの柔らかさと、繊維が口に残らないほどのなめらかさなのと、原材料はさつま芋のみなので幼児のおやつにも最適です。
手作りで数が作れないので、販売されていても1家族2個までに制限されている、レアな商品なので、見かけたら即ゲットしたいです。
焼き芋と言うと「ほくほく派」と「しっとり派」に分かれますが、つぼ焼き芋は「超ねっとり」と今までにない「第三の食感の焼き芋」です。
冷やした温度によって食感も変わるため、ぜひともこの夏に食べてみてくださいね。
【店舗情報】
〒607-8029 京都府京都市山科区四ノ宮大将軍町14-1
営業日:月・火・木~日曜日・ 11:00~19:00
店休日:水曜日(不定休日あり)
電話番号:080-5320-6240
Insutagram:@tuboyaki_imo_zento