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【宮城県 松島町】驚きのガリリッ!たっぷり白ざらめ糖の大きな醤油せんべい

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

一体これはどういうことだ。
ついつい、口に出したくなる程の驚きを与える「煎餅」が存在すること知って、
ちょっぴり嬉しくなる。
とっておきの自分のお茶菓子にしたいからと、わざわざ電車に飛び乗って歩いて買いに行く。
それは、他所では売っていない味で、抜群に美味しいのだ。

▲ こんなにもしっくりくる名前はあるのだろうか。真っ白な力強い書体で「雪ざらめ」とあるその表情は侍のようだ。
▲ こんなにもしっくりくる名前はあるのだろうか。真っ白な力強い書体で「雪ざらめ」とあるその表情は侍のようだ。

『誰がどう言おうが、ワシはワシなのだ』と、どっしり天守閣の奥の間に構えているような印象を受ける「雪ざらめ」。これは、宮城県松島町の五大堂向かいにある松島雪竹屋(まつしま ゆきたけや)の煎餅だ。
この雪竹屋、平日はもちろん特に土日に店の付近を歩いていると、煎餅がリズムに乗ってカラカラッと回転している音と共に、濃いめの醤油がジュッと声をあげて、豊かな香りがそこらじゅうに広がっている。観光客でなくても、その香りに引き寄せられて「1枚でもいいから煎餅を・・!」となる。

▲ 「やぶれてもワシは、一つだ!」そうなのだ割れていても、ものすごい力強さを感じる固さ。これがまた良い!
▲ 「やぶれてもワシは、一つだ!」そうなのだ割れていても、ものすごい力強さを感じる固さ。これがまた良い!

いくつかの種類が存在する中で、最も太鼓判を押したいのが「雪ざらめ」。
日本中の煎餅屋を覗いてみても、こんなにも良いのかい?と質問をしたくなる程の白ざらめ糖をまとわせた物は存在するだろうか。
大人の手を目一杯広げたくらいの大判サイズ。それでいて、厚みはしっかりと約1センチ。
初めからガツンと割れた状態で袋に入っているので、そのまま食べられるようにしているが、それでも大きいくらい。
割れた部分にも醤油がしっかりと染みていて、どこを見ても艶のある顔立ちの雪ざらめ。
そして、真冬の真っ白で眩しいくらいの雪の中に、ポフンッと醤油煎餅が落下したかのような、美しい白ざらめの衣がしっかりと付いている。

▲ 「ザラザラ」などと単純に表現したくない宝石のような白ざらめ。ファンタジー映画に登場する洞窟奥の秘宝の山か?と問いたい。
▲ 「ザラザラ」などと単純に表現したくない宝石のような白ざらめ。ファンタジー映画に登場する洞窟奥の秘宝の山か?と問いたい。

ガリリッ!ボリリッ!
煎餅自体の醤油とざらめの味の他に、味わってほしいのが「久しぶりにこんなに固くてしっかりとした煎餅を食べたなぁ」という満足感とちょっとした懐かしさ(人によるが)。
つべこべ言わず一番伝えたいことは、とにかく宮城県松島町の松島雪竹屋「雪ざらめ」は、
美味いぞ。

店舗名:松島雪竹屋(まつしま ゆきたけや)
商品名:雪ざらめ
住所:宮城県宮城郡松島町松島字町内109
営業時間:10:00 - 17:00
定休日:不定休
※状況によって短縮営業や臨時休業になる場合もありますので、事前に松島観光協会または
店舗Facebookにてご確認をお勧めします。

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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