Yahoo!ニュース

間もなくゴング!WBCライト級タイトル挑戦者決定戦

林壮一ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

 昨年12月にジャーボンテイ・デービスに挑み、判定で敗れながらも大いに株を上げたイサック・クルスと、27勝(12KO)2敗3分けの、エドワルド・ラミレスが、今夜対峙する。勝者は、WBCライト級タイトル挑戦権を得る。

 前日計量をクルスは135パウンドジャストで、

Ryan Hafey/Premier Boxing Champions
Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

 ラミレスは134.5パウンドでパスした。

Ryan Hafey/Premier Boxing Champions
Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

 最終記者会見で、クルスは語った。

 「ここLAにおいて、メキシコの同胞からの愛を実感している。彼らが熱狂するスタイルの熱い戦いになるだろう。でも、勝者は一人だけだ。

 自分が今回こなしたトレーニングキャンプの全てに満足しているし、とても幸せだ。ラミレスは十二分な準備をする経験豊富な選手だ。とはいえ、彼がどんな戦いをしてきても、こちらは対応できる。

 誰もが俺の戦いぶりを理解しているよね。自分はいつも通り、ゲームプランを遂行する。今の俺には、研ぎ澄まされた鋭い感覚があるよ」

Ryan Hafey/Premier Boxing Champions
Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

 今夜がライト級での初試合となるラミレスも言った。

 「どうか我々のファイトを見逃さないで頂きたい。自分は賢く、作戦通りに試合を進める。まぁ、局面局面で変化するだろうけれどね。

 この一戦ではモチベーションが上がりまくっている。まったくブレが無いよ。クルスに勝って、世界タイトル挑戦に繋げるんだ。やり遂げてみせるさ。今回、タフな試合になることは分かっている。が、リングで自分の能力を示したいね」

Ryan Hafey/Premier Boxing Champions
Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

 彼らの試合は、今夜のセミファイナルだ。メインイベントはご承知の通り、アンディ・ルイス・ジュニアvs.ルイス・オルティス。

 イサック・クルスは、メインのヘビー級選手を食えるだろうか。

ノンフィクションライター/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

林壮一の最近の記事