週末は入店待ちとなることも!旧炭鉱町で名店を発見♪夫婦で切り盛りするカフェで絶品ランチを楽しもう
昭和後期以前は炭鉱町として栄えた自治体が多い、北海道の空知地方。現在は炭鉱の閉山によって人が離れ、残念ながら、北海道の中でも人口減少が著しいエリアとなっています。そんな事情ゆえに、特別な用事がなければ同地へ足を運ぶ機会は少ないのではないでしょうか。この日訪れたのは、夕張市にある「くるみ食堂」さん。人口が1万人に満たない旧炭鉱都市で注目されている、わざわざ足を運びたくなる魅力あふれるお店で美味しいランチをいただいてきました♪
「くるみ食堂」ってどんなお店?
「くるみ食堂」さんがお店を構えているのは、北海道夕張市沼ノ沢の住宅街。元々住居として使われていた建物をリノベーションしているため、外観は一般的な民家と同じような見た目となっています。お店の前と横には駐車スペースがあるので、車で訪問する場合はこちらを利用しましょう。
お店に到着したのは祝日の開店直後。まだ駐車場が空いていたため油断していましたが、筆者がお店へ入ったタイミングでちょうどすべての席が埋まってしまいました。以降も続々とお客さんが訪れていたのですが、空席が出るまでお店から出て待つようにお店の方から指示されていました。なお、空席待ちの際は、すぐに戻れる距離であればお店の敷地から離れて待機することが可能。お店の方に連絡先電話番号を伝えておけば空席が出たタイミングで連絡してもらえるので、斜向かいにある公園で子どもを遊ばせたり駐車場に停めた車の中で待ったりすることができます。
お店の中は古民家のノスタルジックな雰囲気を残した素敵なリノベーション空間となっています。ミントブルーのカウンターと冷蔵庫のカラーがリンクしていて、この差し色が、白と木目を基調としたシンプルな空間の良いアクセントに。各所に飾られているドライフラワーのスワッグやコンクリートブロックの壁、あえてむき出しになっている天井の梁にも、お店のこだわりと強い個性を感じます。
地元食材や旬の食材を使ったランチが人気
洋風定食風のランチやパスタなどの食事から、スイーツ、お酒も楽しめる同店。メニューはクリップボードに挟んだ状態で各テーブルに置かれており、仕入れの状況や季節によって時折メニューの内容を入れ替えています。
ランチの内容は日替わり。できるだけ地元や周辺地域でとれた食材にこだわり、ワンプレートで旬の食材をたっぷりと楽しめる内容となっています。
この日オーダーしたのは、ランチ限定で提供されていた「北海道産ポークソテー フォレストファームさんのアスパラと野菜のつけ合わせ 特製オニオンソース」と、旬の野菜がごろごろ入った「季節のキッシュ」の2品。
ワンプレートのおかずにご飯、スープがついた日替わりのランチセット。ポークソテーにかかっているソースからただよう香ばしいオニオンの香りがとても食欲をそそります。
北海道の畜産といえば、ジンギスカンを始めとした羊肉をイメージする方が多いと思うのですが、道産ポークもとても美味しいということはあまり知られていません。ほどよく脂身の入ったやわらか食感のポークソテーは、肉の厚みがないのでボリュームは控えめなのかと思いきや、野菜がたっぷりと乗っているので満足感はかなり高め。野菜ソテーの主役となっているアスパラは、同市内にある「フォレストファーム」で収穫されたものを使用しています。
キッシュの具材は、その時期に旬を迎える野菜をメインに、ベーコンやきのこなどがたっぷりと入っていて見た目以上の食べごたえに。キッシュの脇にはサラダが添えられているので、見た目のいろどりもばっちりです!
手作りの焼き菓子も販売
店頭には、手作りの焼き菓子が並ぶ小さめのショーケースが置かれています。こちらの焼き菓子はテイクアウトOK!食後お店をあとにする前に、ぜひ注目してみてください。
「くるみ食堂」の詳細情報
【住所】北海道夕張市沼ノ沢826-48
【電話番号】0123-57-7727
【営業時間】12時00分~19時00分
【定休日】水、木曜日
【公式サイト/SNS】Instagram
地元出身の店主が作る美味しいランチを食べに行こう
ご主人が生まれ育った地元へ夫婦で戻り、おふたりのこだわりがたっぷりと詰まった念願のカフェを同地にオープンした「くるみ食堂」さん。以前よりシェフとして活躍していた経験を生かして、ご主人は今日もここで料理の腕を振るっています。遠方からでもわざわざ足を運びたくなる魅力あふれるお店に、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!