濃厚かぼちゃプリンと自家焙煎のスペシャルティコーヒーを楽しもう!こだわりあふれる無機質なおしゃれ空間
秋が深まり、いも・くり・かぼちゃを使った料理が恋しくなる季節となりました。近頃はカフェのメニューにもこれらの食材を使ったものが多く見られるようになり、注目度が高まっています。この日訪れた「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」さんでも、秋冬メニューの人気スイーツ「かぼちゃプリン」の販売がスタート。店主がこだわり抜いたスペシャルティコーヒーとともに、ゆったりとカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」ってどんなお店?
「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」さんがお店を構えているのは、JR東海道線、伊豆箱根鉄道駿豆線の三島駅から徒歩7分のところ。芝町通り沿いにあるこちらのお店は大きな看板を掲げていないにも関わらず、無機質なコンクリートの壁に開いた格子窓とアールのドアがついたおしゃれなアンティーク調の外観に思わず目を惹かれます。
コンクリートの壁に囲まれた店内はカーテン代わりに掛けた一枚布から自然光が入り、アンティークなデザインの木の家具が配置された店内を優しく照らしています。思わず写真を撮りたくなる空間美が魅力なのですが、基本的にオーダーした商品以外の写真撮影や動画の撮影、席の移動などはNG。今回は取材のため、許可を取った上で店内を撮影させていただいております。
コーヒーはすべて自家焙煎のスペシャルティコーヒー
社会人となった店主が実家のある静岡県で生活を始めたころ、熱海市のカフェ・KICHIさんで出会うこととなった“スペシャルティコーヒー”という存在。質の良いコーヒーの味に感銘を受け、その数か月後には、コーヒーに関する知識や技術を身に着けるためにKICHIさんで働いていたのだとか。スペシャルティコーヒーと出会ったことでこれまでのコーヒーに対する価値観が変わり、自身でお店を経営する際にコーヒー豆の質にこだわるきっかけになったそうです。また、味や香りだけでなく人や空間などの要素が重なりあってコーヒーの美味しさが増すことを前の職場で体感したことから、現在のお店でも空間作りやお客さんがどのようにすれば過ごしやすいかなどの配慮を考えて経営を進めています。
このような経緯から、同店で取り扱っているコーヒーはすべてスペシャルティコーヒー豆を使用。コーヒーはオーダーが入ってから1杯ずつていねいにハンドドリップで淹れるため、提供までにすこし時間がかかることを留意しておきましょう。
秋冬の限定メニューもチェック
訪問時はちょうど秋冬メニューの提供が始まったころでした。今回はその中から、「アインシュペナー」と「かぼちゃのプリン」の2品をチョイス。
いわゆる“ウィンナーコーヒー”と同様のアインシュペナーには、やわらかめに立てたクリームをたっぷりとオン。表面張力でギリギリこぼれないくらいの量でコーヒーやクリームを綺麗に乗せるのは至難の業。優しく差し込む自然光と空間美も相まって、クリームが溶けてコーヒーと混ざり合うマーブル模様や波のようなクリームの影がとても美しく見える、シンプルながらもどこか魅力を感じる1杯でした。
かぼちゃプリンは固めの食感なので、ほどよい甘さも相まって煮物のように濃厚でほっこりする味わいを楽しむことができます。お皿に添えられたシナモンを振りかけたクリームとあわせることでさらにかぼちゃの美味しさが引き立ち、鼻に抜けるシナモンの風味がとても心地よい、秋や冬などの寒い季節にぴったりな満足度の高いスイーツとなっています。
「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」の詳細情報
【住所】静岡県三島市芝本町7−5
【電話番号】非公開
【営業時間】11時00分~17時00分
【定休日】不定休
【公式サイト/SNS】Instagram
勤勉で努力家な店主が淹れるこだわりの1杯を飲みに行こう
前述したように、コーヒーに対してとても情熱的でこだわりを持っている同店の店主。現在は奥様と2人でお店を切り盛りし、日々美味しいコーヒーを提供するにはどのようにすればいいかということを考えながらカフェの運営を進めています。その姿勢はまさに”プロ”そのもの。これまでに経験し積み重ねてきたことの集大成が、きっと「WEDNESDAY COFFEE STAND & ROASTER」というお店なのでしょう。この記事を読んで同店のことが気になった方は、ぜひ一度、現地へ足を運んでコーヒーを飲んでみてください。きっと、居心地の良いおしゃれな空間とこだわりあふれる美味しいコーヒーに思わず惚れてしまうでしょう。