赤穂市にある「まるおファーム」をご存知ですか？いちごの生産農家さんです。農園の存在は知っていたものの、実は行ったことがなかったんです。春本番を迎え気分もウキウキ！暖かくなっていちご狩りも楽しい「まるおファーム」を訪れました。

いちご栽培に適した環境

まるおファームは、赤穂港の近く、潮風があたる赤穂の最南端にあります。
「イオン赤穂店」や「主婦の店赤穂店」が並ぶ県道32号を南へ、南へ。
赤穂市民病院や城南緑地公園が両側にあるその道をさらに南へ。
シーサイドゴルフガーデンが見えたらもうすぐです。三叉路を左に曲がると、この幟が目印。
幟が立っている角を右に曲がったところにあります。

山がなくて日当たりがよく、海の近くというこの環境が、いちご栽培に最も適しているそうです。

ハウスは全部で5棟あります。
奥の3棟は2015年のオープン当初からあったもの。手前の2棟は2019年に増設したものです。敷地面積は25アールあり、西播磨では最大規模のいちご農園です。

いちごは、9月に植えて12月から収穫が始まります。
いちご狩りは、2月～5月末頃まで。6月には全部刈り取り土を耕し、8月にはビニールをかけて土の中を熱消毒して、次のシーズンに備えます。

ハウス内の温度を低めに設定して、長い時間かけて育てる栽培法で、じっくり甘くするのも、こちらの特徴の一つです。

いちご狩りにレッツラゴー！

いちご狩りは完全予約制です。Web予約は週単位で毎週月曜に受け付けスタート。
電話予約は別枠で、希望日の2日前からの受付です。
Web予約はこちらから

ハウスの南側、駐車場前のこの建物が売店兼受付です。

受付でいちご狩りのルールなどを聞いて、食べた後のヘタを入れる紙袋とハサミを持ったら、いざハウスへ。

ハウスの中はこんな感じ。
明るくてとっても清潔です。いちごがたわわに実っていて、子どもじゃなくてもテンション上がります。
通路も広くてベビーカーや車いすでの入園もOKです。

椅子やテーブルもあるので、座っていちごを食べたり休憩したり、快適です。

こちらで育てているのは5品種。
メインの品種は「紅ほっぺ」。大粒で甘酸っぱい。ジューシーさが特長で、さちのか×あきひめの掛け合わせでできた品種です。
その他、酸味がすくない「あきひめ」、関東・栃木の品種でレアな「とちおとめ」、昔ながらの品種「さちのか」、最近の品種らしく名前もポップな「おいCベリー」とあります。

列ごとに品種を表示をしているのでわかりやすいですね。

品種ごとに形状や味は違うけど、どのいちごもおいしい～！
ジューシーなんだな、どれも。

「まるおファーム」では、化学肥料や農薬はできる限り使用せず、地面に触れない高設栽培を行っています。
しゃがまなくていいので、育てる時の作業性がいいのはもちろん、ほこりがまわなくて、いちごがきれいで清潔。
また、いちご狩りも快適でラクチンです。子どもからシニアまで家族みんなで楽しめるのがうれしい。60分間食べ放題なので、しっかりと食べられますよね。
親子4人でいちご狩りに訪れたファミリーは「こちらのいちごは甘くておいしいので、毎年予約してきています。親が連れていけない時は、おじいちゃん、おばあちゃんと来ることもあります」とニッコリ。

しっかりいちご狩りを楽しんだら、売店へ。
お土産にいちごを買って帰りましょう。
1パックは500円前後で、時期により変動します。
農園での直売の他、赤穂市内のスーパーなどでも買えます。

こちら生産者の丸尾友明さんです。
丸尾さんは、隣町の上郡高校で農業を学び、東京農業大学に進学。
教員免許を取り、淡路高校、上郡高校で教員として11年間、生徒に農業を指導していました。「農業を教えるより自分がやりたい」と一念発起、2015年から就農したのです。

赤穂市有年のいちご生産農家「ありなしファーム」さんとも仲良しで、常に情報交換をしているとか。「将来的には、2人で協力して赤穂のいちごを作りたい。赤穂っぽい名前を付けてブランド化できたら」と目を輝かせます。ますます楽しみですね。

赤穂スイーツでまるおさんちのいちごを

まるおファームのいちごは、市内各所で提供するご当地グルメ「赤穂スイーツ」にもたくさん使われているので、無料誌「赤穂じゃらん　赤穂スイーツブック２」をゲットして、まるおさんちのいちごを使ったいちごスイーツもぜひ食べてみて。

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こちらはほんの一部です。
ケーキやドリンクだけでなく、カクテルにも使われているので、いろいろなお店で飲んだり食べたりして、まるおいちごを堪能したいですね。