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藤井聡太新棋聖、17歳最後の日は菅井竜也八段(28)と対戦 将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦1回戦

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 7月18日。東京都渋谷区、シャトーアメーバにおいて将棋日本シリーズ・JTプロ公式戦1回戦、藤井聡太棋聖(17歳)-菅井竜也八段(28歳)戦がおこなわれます。

 日本シリーズは持ち時間各10分(他に各5分の考慮時間あり)。切れたら1手30秒未満という早指し戦です。その名称の通り、例年であれば全局、日本各地でおこなわれます。しかし今年はコロナ禍のため、ここまでの対局はABEMAのスタジオでおこなわれています。

 JTプロ公式戦と同日におこなわれるテーブルマークこども大会は、各地で数多くの少年、少女が参加する一大イベントです。藤井棋聖、菅井八段も少年時、その大会で活躍をしています。

 藤井棋聖は16日、初タイトルの棋聖位を獲得したばかりです。

 棋聖戦第4局がおこなわれたのは、大阪・関西将棋会館。藤井七段はほとんど休む間もなく、17日は移動日となります。

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 藤井棋聖は7月19日で18歳の誕生日を迎えます。対局がおこなわれる18日は、17歳最後の日ということになります。

 長い連戦ロードが続く藤井七段。棋聖戦第5局の予定はなくなったので、本局が終わればわずかに一息、というところでしょうか。

 藤井棋聖と菅井八段はこれまでに6回対戦。菅井八段2連勝の後、藤井棋聖4連勝となっています。

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 直近の2局は藤井棋聖にとってはいずれも、タイトル挑戦権を得る上での、大きな大きな勝利でした。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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