台風7号が発生、さらなる発生の可能性も。今後の天気に影響か?
台風7号はラオスへ
けさ9時、フィリピンの西、南シナ海で台風7号が発生しました。
これで今月は、4号(2日)、5号(16日)、6号(26日)に次ぎ4個目の発生となり、平年の発生数3.6個を上回ったことになります。
この台風は今後南シナ海を西進し、ラオスに進んで熱帯低気圧に変わる予想で、日本への直接の影響はないでしょう。
ただし、タイトル画像にもある通り、この台風7号の他に、日本の南、太平洋にはいくつもの雲の塊が発生しており、今後、どれが熱帯低気圧に変わり、さらに発達して台風になってもおかしくない状況と言えます。
そして、現在、日本列島に猛暑をもたらしている太平洋高気圧の勢力次第では、来週以降、これらの影響を少なからず受ける可能性も出てきました。
来週は太平洋高気圧が衰退し、熱帯擾乱が北上か?
きょう7月の最終日も上図のように太平洋高気圧にすっぽりと覆われて、全国各地で厳しい暑さに見舞われています。
35℃以上の猛暑日は、全国926地点中144地点に達し、昨日の地点数を大幅に超え、今年初めて100地点以上となりました。(15時30分現在)
太平洋高気圧は週末~週明けまで衰える気配が見えず、強い日差しと全国的な厳しい暑さが続くでしょう。
新たに気象庁から高温に関する情報も出されています。
ところが来週半ば以降は盛りを過ぎ、特に西日本方面で顕著に勢力が弱まる予想で、これとともに南の海上から熱帯擾乱が沖縄方面へ北上してくる計算が目立ち始めています。
上図は種々ある計算の中のあくまでも一つの計算ですが、熱帯擾乱(台風かも?)が弱まった高気圧の隙を突くように北上し、沖縄や西日本などに接近してくるパターンも見受けられます。
沖縄・奄美はぐずついた天気に
ウェザーマップによる16日予報によると、太平洋高気圧が弱まり、南からの熱帯擾乱の影響を最も受けやすい沖縄や奄美では、週末から断続的に雨が降り、その後、再来週のお盆の週にかけて、10日前後もぐずついた天気が続く見込みです。
また鹿児島や高知など、西日本の太平洋側では来週の週末以降、雨雲がかかる予想で、高気圧の衰退と南からの熱帯擾乱の北上次第では、さらに雨のマークが増える可能性もあります。
特に沖縄や奄美方面へお出かけの方は、最新の情報に注意が必要です。