小さなポインセチア苗で寄せ植えを作る | ポインセチアの育て方間違ってない?
11月、店頭にポインセチアが並んでいます。クリスマスの花と言えばポインセチアを思い浮かべる方も多いと思います。
ポインセチア、実は寒さに弱いです。お庭に植えるには不向きな植物です。購入後は鉢植えにし、春までは室内で楽しみ、5月頃から秋頃まで屋外管理をします。
大きな花鉢のポインセチアもすてきですが、今回は小さな苗を使って寄せ植えを作ってみましたのでご紹介します。
寄せ植えの準備
使ったポインセチアの苗は2.5号鉢で高さ15センチ程度のものです。
- ポインセチア (小)4
- ハツユキカズラ 1
- ユーフォルビア 白雪姫 1
- シルバーリーフ プラチーナ 1
高さのある鉢を使いました。ポインセチアは多湿を好みませんので、このまま土を入れるのは多すぎます。このような場合は鉢底石を通常よりも多めに入れます。
鉢の深さの半分位まで鉢底石が入っています。
苗をポットから外して植え付け準備
寄せ植えで使うリーフを購入するとき、苗の株元をチェックします。株元を見て、分けられそうなものは寄せ植えに使いやすいです。最近では札に「分けられます」のような表示をしているものを見かけることもあります。
初雪カズラとプラチーナを2つに分けたところです。
使用する鉢の直径が小さいので、苗から外したまま全部を入れるのは難しいので、根は触らず(切ったりしない)に落とせる土を落としました。この時、土が乾いていると、下の画像の丸で囲んだ苗のように、土がぽろぽろと取れてしまうことがあります。小さなポット苗の場合、根があまり張っていないことがあるので、お水で湿らせてから土を外し、手のひらで軽く包んで握り込み、土と根を一体化しておくと扱いやすいです。
ポインセチア苗の土に近い部分は葉を取り除きましたが、この時、茎から白い液が出てきます。この液が付くと、かゆくなったり、かぶれたりすることもあるので、素手で触らないようにしましょう。ポインセチアはトウダイグサ科植物で、ユーフォルビアも同じトウダイグサ科なのですが、白い液が出るのが特徴です。
植え付け
鉢底石の上に培養土を入れ、元肥を入れておきます。
正面にポインセチアを手前にふたつ、後ろにプラチーナを置きます。
中央のポインセチアはまっすぐ植え込みます。
右側にユーフォルビア白雪姫を入れました。ちなみに、ユーフォルビアも寒さには弱いです。
両側にハツユキカズラを入れます。
正面から植えこんできましたが、裏側のスペースが空いていますので、ここにポインセチアをひとつ植えておきます。
ポインセチアの育て方
寒さと多湿が苦手
ポインセチアは寒さに弱い植物です。室内での置き場所は日が当たる明るい場所、暖かい部屋に置きます。日中、窓際が明るく暖かくても、夜はガラス越しに寒さが伝わってくる場合は、少し部屋の内側に引き込んでおきましょう。
ポインセチアやユーフォルビアは多湿を嫌います。お水やりは土が乾いてからたっぷりあげるようにします。室内で暖房が直接当たる場所には置かないようにします。
ポインセチアの花?
ポインセチアの色づいた部分は花びらではなく、苞と呼ばれる、花の基部にある葉になります。中央に小さなつぼみような部分が見えますが、これが花です。ユーフォルビア白雪姫も白い花びらのような部分は、同じく苞です。花びらではないので、長期間楽しむことができます。
ポインセチアを外で育てる
クリスマス後も5月頃までは室内で管理し、その後外で管理します。ポインセチアはメキシコ原産の植物なので、暑さには強いですが、多湿を嫌うことと、夏の強い日差しも葉が痛むので強い直射日光は避けるようにします。
ポインセチアを色付かせるには
秋、最低温度が15度になったら室内に取り込みます。ポインセチアは短日植物と言って、日が短くなると花芽が付きます。
ポインセチアが色付くのが12月が良ければ、9月下旬ごろから短日処理をします。夕方5時頃から人工的に暗くなるようにしてやることで花芽が出来、苞が色づいてきます。段ボールなどをかぶせ、中がしっかり暗くなるようにしてあげてください。
ですので、夜遅くまで明るい場所に置くと花芽が付かないので、いつまでも苞が色付きません。
ポインセチア、赤だけでなく、白やピンク、花びらの形が丸いものなど色々あります。小さなポット苗は手軽に楽しめますので、ぜひお部屋に飾ってみてくださいね。