京都市伏見区でランチ、創業100年以上の食堂でいただくお弁当は10種以上のおかずが入って600円!
今回はグーグルマップを見てて、たまたま見つけたお店です。しかし、ホントに便利な時代になったものですよね。地図で気になったら、行ったことないところもすぐに写真が見られたり、どんなお店かわかるんですもの。で、今回はそうやって知ることのできたお店なんですが、とてもいい感じだったので、ご紹介します〜。
こちらが伏見区にある「田原屋」さん。大手筋商店街から少し北あたりで、最寄り駅は京阪丹波橋駅でしょうか、西方向へ徒歩10分ほどのようです。京阪伏見桃山駅、近鉄桃山御陵駅からも徒歩圏内ですね。ちなみに写真では暖簾が出てますでしょ。この暖簾が出てないときは、おそらく営業時間外と思われ。とはいえ、出すのを忘れてらっしゃることもあるかもしれないのであしからず。
ショーケースは丼ものやら鍋焼きうどん、ざるそばなどが並んでおります。プライスカードはなく、かなり歴史のあるのが伺われますな。
店内はこんな感じ。小ぢんまりとしてまして、4人がけのテーブルが2つか3つくらいだったような。オカモチの置かれた席もあったりして、リラックス&まったりムードでございます。
メニューいってみましょう。味ある手書きでございます。「めん類」、「丼・御飯物」、「季節メニュー」、そして「定食類」は「類」なのになぜか1種のみの日替わり弁当となっております。そして店名横にはさりげなく「創業大正11年」の文字が。大正11年といいますと、西暦でいうと……えっと……1922年ですね。ということは、100年超えてまっせ!
で、今回は2種ご紹介しましょう。こちら「木の葉丼」600円です。見るからにおいしそー! で食べてみても、やさしいお味がとってもグー。オーダーを聞いてくれた奥様が「木の葉丼、かしわ(鶏肉)どうしましょ?」って尋ねてくださいました。鶏肉弱いって方もいらっしゃいますもんね。優しい心遣い、ありがとうございます。あ、そうそう漬物もおそらく自家製かな、と思うんですが、これまたおいしかった!
そしてこちらが「日替わり弁当」600円! なんでしょう、ニギニギっとした充実感&詰まり具合。見るからにおいしい&楽しいじゃございませんか。おかず類の充実ぶりに、思わず内容をつぶさに確認したくなりまして。
こちら芋の天ぷらとエビチリ、そしてエビチリの下にはキャベツの千切りとスパサラ、さらに大根のお漬け物となっております。
こちらはいちごと根菜のきんぴらです。このいちごが入ってるとこもうれしーポイント。デザートの概念が盛り込まれておるわけですね。
で、こちらがメインどころのスペース。卵焼き、大根のなます、そして焼き鯖、さらに豚肉とじゃがいもとタマネギのカレー煮でしょうか。という感じで、まあ充実の内容なんですよ。お味はどれもおいしいとしかいいようございません。いろんなおかずでご飯が進む進む。あ、そういえば。
ご飯スペースの片隅にはこのおじゃこちゃんものってました。おかずの種類がとっても豊富で、本当にご飯が足りなかったんですが、なんとかうまくバランスをとって、しっかり完食しました。溶き卵のお汁もおいしかったです。
100年以上の歴史を持つ「田原屋」さん。お弁当のオーダー時にも、奥様が「お弁当は魚ですよ」と教えてくれたり、「写真撮ってもいいですか?」と尋ねたら「撮ってもらうようなもんじゃないけど、ありがとう」と笑顔で言ってくださったり、とにかくホスピタリティ最高! 歴史あるお店なのに、気取ることも気負うこともなく、淡々と日々のお客様を大事に大事にされてるのが伝わってきました。嗚呼ほっこり。というわけで、伏見へ行ったらまた足を運ぶこと決定の名店でしたよ!
田原屋
住所/京都市伏見区紺屋町173
営業時間/11:30〜夕方くらいまで ←要確認
定休日/日曜祝日、土曜不定休