高校生だった頃、学校の購買で売られていたパンが、懐かしく感じ、また食べたいと感じることはあるかもしれません。筆者もそのうちの一人で、その中でも特に懐かしく感じるパンが「メキシカン」という惣菜パン。市販ではどこにも売られていないので、もう食べることは出来ないのか……と思いきや、なんと食べられるチャンスがありました。

フェスタ城北でメキシカンが売られる

あの懐かしい「メキシカン」をまた食べたい。検索エンジンで探しても製法はおろか、存在すらヒットせず、諦めかけていたその時、ついにやってきました。「メキシカン」を食べられるチャンスが。

どうやら、浜松城北高校主催の「フェスタ城北」にて、懐かしい「購買パン」が売られるとのこと。その中に「メキシカン」も販売されるということで、これは行くしか無い。

ということで行ってきました、「フェスタ城北」。場所は浜松北部水泳場で、開場は10:00〜。開場前でも多くの人が押し寄せており、駐車場は満杯。

なお、開場には「旧車・名車」がズラリ。この車はなんと家3軒ぐらい建っちゃうほどの名車。あの人気マンガ「こち亀」にも何度か登場し、破壊しておりましたね。

その他、市内でも人気のアップルパイ専門店「APPLECHAN」を始め、多数のメーカーがブースを出店。大賑わいでありました。

さて、今回のお目当ては、やっぱり「メキシカン」。そもそもメキシカンのみを販売するという、機会はかなりレア。そして客は自分ぐらいだけなんじゃないか！？と思っておりました。

そして、肝心の販売場所は……なんと奇遇にも「APPLECHAN」の真横でした。

時間はまだ10時前なので、購買のパンを並べるおばちゃんよろしく、せっせとパンを並べておりました。この光景からして「懐かしい」。

時間が経つにつれ、人も集まってきました。どうやら自分だけだと思っていたこのメキシカン、かなり多くのファンがいるようで、既に行列ができ始めておりました。

ということで、10時ぴったりにオープン。即座に「あのパン（500円）」を購入。

中身は「あんバター」「ミートパン」そして「メキシカン」でした。いやあ、懐かしいメキシカン。本当に嬉しいよ君に逢えて。

さてそもそも「メキシカン」というのは何なのかと言いますと、このようにトーストの上に、ピリ辛ソースが塗ってあるシンプルなパン。

この「ピリ辛ソース」が謎で、成分がよくわからない。ただ、とにかく病みつきになる不思議な味わいなのです。

記憶では、もうすこし「ピリ辛ソース」がべったり太く塗られていた気がしますが……手作りなゆえ、日によって増減があるのでしょうがないです。

メキシカンの成分

ということで「メキシカン」の成分を見てみますと

などです。おもにマヨネーズのような成分と、オニオン、ガーリック、トマト、辛子といったところのようです。これならば自前でも作れそうですね。

頂いていく

では頂きます。何十年ぶりに食べる「メキシカン」はどんな味わい！？

うん、うまい！懐かしい！そうそう、このピリッとした唐辛子に、コクと旨味が詰まったピリ辛ソース。なるほど、たしかに「オニオン」と「ガーリック」を感じます。

また、トーストの焼き具合も日によって様々。カリッとなっている日もあれば、あまりトーストされていない日もある。日によって状態が違うランダム性も、購買パンならではの「ガチャ要素」強めな点が、楽しみである。

そもそも、なぜゆえ「メキシカン」なのかはよくわからないのですが、メキシコと言えば「タコス」。それをモチーフにしているのかもしれません。

ちなみに「メキシカン」の製造元は学校給食などを扱う「有限会社むつみ製パン」さんです。

とにかく病みつきになるこの「メキシカン」是非とも、市販してほしいと願いたいのは私だけでしょうか。